65歳からの医療保険はおすすめできない!保険のプロが解説します

65歳からの医療保険加入はおすすめできるものではありません。この記事では65歳からの医療保険はなぜ入らなくてもよいのか、理由をわかりやすく解説しています。また、65歳から医療保険に入りたい場合はどんな保険に加入するべきなのかもあわせて解説しています。

65歳からの医療保険はどうするべき?


医療保険に加入している世帯は、生命保険文化センターによると、88.5%となっており
多くの方が、医療保険に加入していることが分かります。


しかし、保険料が高くなる高齢になっても医療保険に入らなければいけないのか疑問に思っている方は多いのではないでしょうか? 


特に高齢者になる 65 歳というタイミングは、医療保険について考える絶好のタイミングです。


そもそも 65歳から医療保険は必要なの?そんな素朴な疑問にこの記事は答えていきます。


この記事では

  • 65歳から医療保険は必要なのか? 
  • 65歳からの医療保険はおすすめできない
  • 65歳から医療保険に入りたい場合
  • 病気への備えは医療保険よりも貯蓄で!

について説明します。 


この記事を読んでいただければ、65歳からの医療保険についてお分かりいただけると思います。


ぜひ最後までご覧ください。 

65歳からの医療保険はおすすめできない

結論からいうと65歳から加入する医療保険はおすすめ出来ません。


65歳から加入する医療保険をおすすめできない主な理由は、2つあります。

  • 65歳からの医療保険の保険料は高額になる
  • 日本の公的医療保険は非常に充実している

医療保険の保険料は、年齢が高くなればなるほど高額になります。


しかし、読者の皆様の中には、「医療保険は、一生涯保険料が変わらない終身タイプが主流じゃないの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。


確かに、一生涯保険料が変わらない医療保険もあります。既に終身型の保険に加入している方はそのままで構いませんが、一定年齢を迎えてから加入しようとすると保険料が非常に高額なものが多いです。


更新型の医療保険は更新のたびに保険料が高額になってしまいます。


高齢者は、病気やけがで入院するリスクが増えます。しかし高額な保険料に見合った保障を得られるかどうかは非常に怪しいところです。


また、のちほど詳しく説明しますが、日本の公的医療保険は非常に充実しています。


手厚い公的医療保険がある日本において民間の医療保険に入るメリットはそんなに大きくありません。 

65歳からの医療保険に更新・加入する時に知っておくべきこととは?

65 歳のタイミングで医療保険に更新·加入するときに知っておくべきデメリットは、主に2つあります。

  • 65歳で医療保険の更新をすると保険料が非常に高くなる 
  • 65歳で医療保険に新たに加入しようとすると、身体の状態によっては加入することが出来ない

といったデメリットがあります。 65歳のタイミングで医療保険を検討する際は、更新·新規加入どちらのケースでも注意が必要です。 

65歳から医療保険が必要になる場合はどんな時か

65歳から医療保険が必要になるケースは主に3つあります。 


先進医療を受けたい方 

先進医療を受けたい場合は医療保険は必要です。


「先進医療ってなに?」と思われている方もいるかもしれません。


先進医療とは、公的保険の対象外の最先端の治療になります。


先進医療は、全額自己負担に
なりますので費用は数百万円を超えることも珍しくありません。


医療保険の中には、先進医療に対応した保険があります。先進医療に興味がある方は医療保険は必要になります。


差額ベッド代が心配な方 

差額ベッド代が心配な方も医療保険への加入を検討しましょう。


差額ベッド代とは、入院した時に個室などを選択した場合にかかる費用のことをいいま
す。


差額ベッド代は、公的医療保険では、支給の対象外になりますので個室などに入りたい場合は、医療保険は必要になります。


今後の公的医療保険が不安な方 

公的医療保険に不安な方も医療保険を検討してみるのが良いかもしれません。


先ほど日本の公的医療保険は非常に充実していると述べました。


しかし現在の社会関係費用は30 兆円を超えており医療に関しても 10 兆円を超えています。


日本の財政状態を考えると、今後、現在と同水準の医療保険が続くかどうかが怪しいと考える方も民間の医療保険を検討する必要があります。 

公的医療保険でどの程度補えるのか

この章では、公的医療保険について説明をします。


日本の公的医療保険は非常に優秀です。


医療費の自己負担割合は1割から3割ほどですし高額な医療費がかかった場合には、高額療養費制度があります。 


高額療養費制度とは、1か月に支払う医療費の上限額があり、上限額を超えた場合、超過部分を公的保険が払ってくれる制度です。


日本は国民皆保険制度を導入しています。 国民皆保険って当たり前でしょ?と思われている方!


国民皆保険は当たり前ではありません。世界一の経済大国であるアメリカでさえ国民皆保険ではないのです。


また 65歳以上になると一定の要件(障害など)を満たす方に関しては、75 歳以上の方が対象になる後期高齢者の対象になります。


後期高齢者は所得水準が高額でない限り医療費の自己負担額は1割になります。 


このように日本の公的保険制度は、非常に充実しています。もし民間の医療保険を検討する場合は、公的医療保険制度についてしっかり理解してからにしましょう。

民間の保険は何を保障してくれるのか

公的医療保険が充実していることが分かっていただいたところで民間の保険が保障してくれる主な保障について説明します。


公的医療保険で補償してくれない主な部分は、先進医療差額ベッド代になります。先ほどの章でも述べましたが、高額な治療費のかかる先進医療と入院した際に、大部屋ではなく個室を選んだ場合のベッド代は自己負担になります。


民間の医療保険は、先進医療の際の治療費を保障してくれる先進医療特約がありますし、差額ベッド代についても医療保険は、入院したら日額〇万円出るものが主流なのでこちらから差額ベッド代を補うことが出来ます。


基本的に65歳から医療保険に加入する必要はないことが多いですが、先進医療特約については、検討する余地はあるといえます。


また、先進医療を提供している病院は多くはありません。


遠方の病院に通うことになった場合、交通費が大きな負担になります。


先進医療特約の中には、交通費も保障の対象になっているものもあります。先進医療に興味がある方は、検討してみてはいかがでしょうか?

65歳から医療保険にどうしても入りたい場合はどんな保険がいい?

65歳から医療保険に入りたい場合は、自分の不安を解消してくれる保険にしましょう。


病気や怪我に対する不安は人それぞれです。また医療に求めるものも人によって違います。


ある人は、がんに不安があるかもしれませんし、ある人は入院する時の環境にこだわりがあるかもしれません。


65歳から医療保険に加入する場合は、自身の不安を取り除いてくれる医療保険に加入するようにしましょう。

自分の不安を解消してくれる保険にしよう

医療に対する不安は人それぞれです。がんだけ不安な方もいれば、三大疾病(脳卒中、心筋梗塞、がん)すべてに不安がある人もいます。


また、がんになった時に最新の先進医療を受けたい方もいると思います。もし民間の医療保険に加入するのであれば、自分の不安を解消してくれる医療保険に加入しましょう。

具体的にどれくらいの保険料がかかるの?

この章では、65歳の方が医療保険に入る場合の保険料を具体的に説明します。今回説明するプランは、

  • 入院(基本プラン)
  • がん(がんプラン)
  • 三大疾病(三大疾病プラン)
の3つになります。それでは1つずつ詳しく説明していきます。(すべて男性の場合のプランになります。)

入院(基本プラン)

65歳の医療保険の具体的なプランの1つ目は、入院(基本プラン)です。

入院基本日額10,000円
手術給付金5万円or20万円
通院給付金日額6,000円
保険期間・保険料払い込み期間終身
先進医療特約あり
入院した場合の基本プランで保険を組むと毎月の保険料は、11,430円になります。

保障内容は、表のとおりですが、入院した場合一日当たり10,000円出るプランです。

最近の病院は長く入院させないことが多いので通院保障6,000円も付けました。またお守りの意味で先進医療特約も付けています。

がん(がんプラン)

65歳の医療保険の具体的なプランの2つ目は、がん(がんプラン)です。
入院基本日額10,000円
手術給付金 5万円or20万円
がん診断給付額50万円
通院給付金日額6,000円
保険金・保険料払い込み期間終身
先進医療特約あり
がんを重視したプランで保険を組むと毎月の保険料は、14,730円になります。

保障内容は、表のとおりですが、このプランの大きな特徴はがん診断給付金を50万円つけたことです。

がん診断給付金は、がんと初めて診断された時や再発してしまい前回がん診断給付金を受け取ってから1年以上経っている場合に受け取れます。(最大6回まで受取可能)

その他、入院基本日額や通院給付金日額などは基本プランと同様な設計にしています。

三大疾病(三大疾病プラン)

65歳の医療保険の具体的なプランの3つ目は、三大疾病(三大疾病プラン)です。
入院基本日額10,000円
手術給付金5万円or20万円
がん診断給付額
急性心筋梗塞治療給付金
脳卒中治療給付金
50万円
通院給付金日額6,000円
保険金・保険料払い込み期間終身
先進医療特約あり
三大疾病を重視したプランでで保険を組むと毎月の保険料は、16,000円になります。 

保障内容は、表のとおりですが、このプランの大きな特徴はがん診断給付金・急性心筋梗塞治療給付金・脳卒中治療給付金を50万円つけたことです。

がん診断給付金は、がんプランと同様で、がんと初めて診断された時や再発してしまい前回がん診断給付金を受け取ってから1年以上経っている場合に受け取れます。(最大6回まで受取可能)

急性心筋梗塞治療給付金・脳卒中治療給付金は、急性心筋梗塞、脳卒中の治療を目的として入院した場合に、支払われる給付金のことです。それぞれ年に1回、通算6回が限度となっています。

その他、入院基本日額や通院給付金日額などは基本プランと同様の設計にしています。

コラム:医療保険以外の保険はどうする?

ここまでのところで65歳から加入する医療保険について説明しました。しかし保険は医療保険だけではありません。


保険には、生命保険(死亡保険)やがん保険、介護保険などもあります。


一般的に65歳という年齢では、生命保険(死亡保険)については現役世代に比べて保障額は少額で良いケースが多いです。何故なら子供が独立し、貯蓄も現役時代に比べて潤沢な場合が多いからです。


65歳から必要な保険は、自身の病気や介護に備えるための保険です。


しかし、これはあくまで一般論であって人によって必要な保険はケースバイケースになります。


ご自身にどのような保障が必要か分からない場合は保険の専門家に相談することをおすすめします。

漠然とした不安なら医療保険よりも貯蓄を

今回は、65歳からの医療保険について解説していきましたがいかがでしょうか? 


65歳からの医療保険のポイントは

  • 公的医療保険を確認する
  • 本当に必要な保障を民間の医療保険で補う

でした。


日本の公的医療保険は非常に充実しているので無理に民間の医療保険に加入する必要はないと思われます。


どうしても医療費が不安に思われる方は、医療保険に充てる保険料を貯蓄に回してはいかがでしょうか?


ある程度の貯蓄があれば病気や怪我をしても安心して治療に専念出来ます。


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