出産後の子育てでもらえるお金はどのくらい?主な4つの制度を紹介

赤ちゃんが無事に生まれた後も、子育てには色々な面で費用がかかります。しかし、子育て休業中の給料や子供の医療費をサポートする制度を利用すれば、もらえるお金である程度の費用を賄うことが出来ます。この記事では公的制度でもらえるお金や期間について制度別に解説します。

出産後の子育て時期の援助はなにがある?

無事、赤ちゃんを出産できて一安心、でも子育て費用がこれからドンドンかかっていきます。


出産後の子育て時期に保険者等からもらえるお金があれば、ご夫婦はとても安心できますよね。


しかし、公的な助成や手当でもらえるお金には、いろいろな条件があることはご存知でしょうか。


もらえるお金を確実に受け取るためには、各制度の条件や内容をしっかりと確認する必要があります。


そこで今回は、「出産後の子育てでもらえるお金の額と、その条件」について

  • 出産手当金でもらえるお金とその条件とは?
  • 育児休業給付金でもらえるお金とその条件とは?
  • 児童手当でもらえるお金とその条件とは?
  • 子供の治療費を補助する制度とは何か
以上のことを中心に解説していきます。                  
 

この記事を読んでいただければ、公的な助成や手当でもらえるお金はいくらくらいなのか、および各制度の条件等を知ることに役立つと思います。            

ぜひ、最後までご覧ください。

医療保険の選び方や必要性に不安を感じているあなたへ

「医療保険について1から知りたい!」「医療保険って実際は必要なの?」


病気や怪我で入院したときの経済的負担を軽減するための医療保険。


しかし、健康保険対象外の治療を受けたときが不安という人が多いのではありませんか?


そんな方には医療保険に詳しい保険のプロが在籍するほけんROOM相談室がおすすめです。


従来の相談者が窓口に足を運ぶ「来店型」でなくても、保険のプロがお近くのカフェやレストランに向かいます!忙しい方、育児が大変な方におすすめです! 電話での相談も受け付けております!


全国対応!経験豊富な家計と保険の専門家ファイナンシャルプランナーに無料で保険相談してみませんか?



①出産手当金:もらえるお金は給与の3分の2

出産手当金と、健康保険の被保険者が出産のため勤務先を休業し、給与が受けられない場合に支給される手当金制度です。


出産手当金は、妊娠・出産すれば無条件にもらえるお金ではありません。


こちらでは、出産手当金の支給対象者と支給期間、支給額について解説します。

対象者と支給期間、支給額について

出産手当金の支給対象者は健康保険被保険者に限られています。


国民健康保険の被保険者は残念ながら対象外になってしまいます。


支給期間は、出産日予定日の42日前(多胎妊娠なら、出産日以前の98日)~出産の翌日以後56日の範囲内で、給与の支払いのなかった期間が対象です。


支給額の計算方法


支給額は「一律○○万円」と設定されていません。


支給額は次のように計算されます。


{支給開始日(一番最初に支給が開始された日)以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額}÷30×2/3


支給額の計算例


申請をした人の標準報酬月額を平均した金額が27万円の場合には、次のように手当金が算定されます。


270,000円÷30日×2/3=6,000円(1日当たりの手当金支給額)


予定日通りに出産した場合、98日分が支給されることになります。


6,000円×98日=588,000円

子育て中の専業主婦の方は受け取ることが出来ない

出産手当金の支給は事業所に勤務する給与所得者を対象に支給されます。


つまり、配偶者が給与所得者で、その扶養にご自分が入っていたとしても、専業主婦である場合は出産手当金は利用できません。


ただし、配偶者の加入する健康保険の保険者(全国健康保険協会または各健康保険組合)から出産育児一時金の支給が受けられます。

②育児休業給付金:最大月給の67%が支給される

育児休業給付金とは、従業員が子育て休業中に申請することで受け取れる給付金のことです。


この給付金は、原則として2ヶ月に1回の支給になります。


ただし、希望があれば1ヶ月に1回とすることもできます。


育児休業給付金は、子育てを必要とする親なら誰でももらえるお金ではありません。


こちらでは、育児休業給付金の給付対象となる人、その支給条件、支給額等を解説します。

給付される人の条件ともらえるお金

育児休業給付金を受け取るには、色々な条件をクリアする必要があります。


なお、育児休業給付金は条件に合致してさえいれば、正社員、パート、契約社員を問わずもらえるお金です。


給付される人の条件


育児休業給付金を受け取るためには、次の条件に全て該当する必要があります。

  • 1歳未満の子育てのために必要であること
  • 雇用保険に加入していること
  • 育児休業前の2年間に、1ヶ月で11日以上働いた月が12ヶ月以上あること
  • 育児休業期間に毎月もらう金額が、休業以前の1ヶ月あたりの賃金の8割以上をもらっていないこと
  • 育児休業期間中に、就業日数が各1ヶ月に10日以下

もらえるお金


1ヶ月につき受け取れる支給額の計算は次の通りです。

休業開始時賃金日額×支給日数(原則として、30日)×67%(出産後6ヶ月経過すると50%)


なお、休業開始時賃金日額とは、事業主が渡す「休業開始時賃金月額証明書」にある金額の休業開始前6ヶ月の賃金を基にします。

この休業開始前6ヶ月の賃金に、180(6ヶ月×30日)で割った金額が休業開始時賃金日額として算出されます。

こちらでは事例を上げて説明してみます。
  • 出産日:2018年6月1日
  • 平均月額:27万円
最初の6ヶ月までは67%なので

270,000円×67%×6ヶ月=1,085,400円・・・(1)


育児休業開始から6ヶ月経過したら50%なので

270,000円×50%÷30日=4,500円


さらに6ヶ月経過後~終了日までの給付金(約4ヶ月間)を算出すると

4,500円×123=553,500円・・・(2)


(1)+(2)で

1,085,400円+540,000円=1,638,900円

もらえるタイミング・期間について

育児休業給付金は、子が生まれたらすぐにもらえるお金ではありません。


こちらでは、もらえるお金のタイミングと、支給期間について説明します。


育児休業給付金の受け取り時期


もらえるタイミングとしては、育児休業が始まってから2ヶ月後となります。


この育児休業開始日は、次のようになります。


産後休業から引き続き育児休業を取得した女性の場合、出産日より起算して58日目です。


女性の場合はその2ヶ月後、つまり出産してから4ヶ月後にお金がもらえます。


また、男性も育児休業給付金をうけとることができます。


旦那様が奥さんの出産日当日から育児休業を開始すれば、その2か月後には受け取れます。


育児休業給付金の支給期間


一方、支給される期間はいつまでかというと、最長で子供が2歳になるまで延長が認められます。


ただし、延長には条件があります。

  • 保育所などに子供を保育してもらえない場合
  • 配偶者に子育てができない理由がある場合
  • 配偶者が死亡し子育てする者が他にいないとき
  • 病気や怪我、精神的な要因などにより子育てできなくなったとき
  • 婚姻の解消その他の事情で、子と同居できなくなったとき
  • 6週間以内に出産する予定であったり、産後8週間を経過しなかったりした場合

補足:育児休業中は社会保険料が免除される

満3歳未満の子育てのため育児休業する間について、社会保険料(健康保険・厚生年金保険の保険料)は、徴収しません。


この免除措置は、被保険者から育児休業を希望した場合、事業主が日本年金機構へ申し出ることが必要です。


つまり、被保険者はこの免除措置に関して、特別な手続きを行う必要はありません。


③児童手当:申請が必ず必要

児童手当は、子育てに励む保護者へ、主に地方自治体から支給される手当のことです。


お住いの市区町村から原則として、毎年6月・10月・2月にそれぞれの前月分までの手当が支給されます。


この手当も、子育てをしている親なら、子が何歳であっても受け取れるわけではありません。


こちらでは、支給額や申請時期、手続きの方法を解説します。

対象年齢と年齢別の支給額

対象年齢は、子が15歳に達する日以後の最初の3月31日(中学校修了)までとなります。


年齢別の支給額は原則として次の通りです。

  • 3歳未満:月額1万5千円
  • 3歳~小学校修了前(第1子・第2子):月額1万円、(第3子以降):月額1万5千円
  • 中学生:月額1万円

申請時期と手続きに必要なもの

申請時期は、子の出生または転入した日(転出予定日)の翌日から15日以内に、転入した市区町村の窓口で申請を行います。


必要書類は次の通りです。

  • 認定請求書:市区町村の窓口(主に保険福祉課等が担当)から取得します。
  • 印鑑:認印も可
  • 請求者名義の普通預金の通帳等
  • 請求者の健康保険被保険者証 
  • 請求者のマイナンバー:マイナンバーカード等
  • 請求者の本人確認書類 :運転免許証・パスポート等
  • 課税(所得)証明書

④医療費助成制度:子供の治療費を補助

子の治療費を補助する制度として「こども医療費助成制度」があります。


日本全国の市区町村では、子の医療費に関して無料または一部を助成する措置をとっています。


子の医療費の軽減措置として、子育てをする親には頼もしい制度と言えます。


こちらでは、こども医療費助成制度の特徴を解説します。

対象年齢は地域や自治体によってさまざま

子の対象年齢は、市区町村ごとで非常に差があります。


この助成制度の適用年齢は、中学校卒業までという年齢設定が多いです。


しかし、中には高校卒業まで、こども医療費助成制度の対象にする等、適用範囲を拡大している自治体もあります。


各市区町村によって、対象年齢等の条件がバラバラと言えます。


こども医療費助成制度を利用したいならば、まずお住いの市区町村の内容や条件を確認しましょう。

もらえるお金はどのくらい?

こども医療費助成制度にもらえるお金はありません。


ただし、概ねどの市区町村でも、小学校に上がるまでの子の場合は医療費が無料と設定されています。


一方、小学校1年生から中学校3年生までなら、通院や入院1日あたり数百円程度徴収し、あとの費用は自治体で持つという場合が多いです。

制度が豊富でも子供の保険が必要な場合とは?

日本では、子育てに関してもらえるお金や医療保障の充実している公的制度が多いです。


そのため、民間の保険会社が取り扱う子供のための保険は、一見、不要なように思われます。


しかし、子が病弱であり頻繁に入院するリスクが高い場合や、普段は健康でも成長期でケガがしやすくなる時期も訪れます。


また、子が十分な注意力が備わっておらず、物損事故等で、他人と賠償問題に発展するおそれもあります。


その時に、手厚い補償が受けられる「こども保険」に加入しておけば、子育ての際の予想外の事態にも備えることが可能です。

まとめ:子育てを支える制度を知り、費用を賢く抑えよう

出産後の子育てでもらえるお金の額と、その条件について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。     


今回の記事のポイントは

  • 出産手当金は、出産のために休業する被保険者の生活保障としてもらえるお金だが制約もある
  • 育児休業給付金は夫も妻も利用できるが、育児休業が始まってから2ヶ月後に受け取ることとなる
  • 児童手当は、子が15歳に達する日以後の最初の3月31日(中学校修了)まで支給可能
  • こども医療費助成制度は、子の医療費が無料になる場合があるものの、条件は市区町村ごとにバラバラ
でした。

子育てのための公的な助成制度は、数多く存在します。

その内容と、条件等を確認して有意義に制度を利用していきましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

ランキング

  • まだ間に合う!健康リスクが急上昇する定年からの医療保険の必要性
  • 「18歳の子供が医療保険には入るべきか否か」という問題について。
  • 20代で医療保険に加入することの是非とその必要性を考えること
  • 公務員の医療保険の必要性と人生設計を見据えた賢い選び方について
  • 独身男性に必要な保険とは?死亡保障保険よりも医療保険を充実!
  • 公的な保険が充実する日本で、民間の医療保険の必要性を解説します
  • 医療保険は条件によっては加入する必要なし!詳しく解説します!
  • 医療保険が必要な人の特徴や必要な理由をわかりやすく解説します!
  • 自分にとって保険の優先順位を見極めて医療保険を選びましょう
  • 学生でも医療保険に入るべき?学生のための総合共済を知ろう
  • 医療保険は子供にとって必要なの?様々な方面での補助を確認しよう
  • 民間の医療保険のメリットは一体何!?わかりやすく解説します!
  • 新入社員に医療保険ってホントに必要?みんなはどうしてるの?
  • 収入が比較的少ない主婦でも医療保険は必要になるのかをチェック
  • まずは母子家庭で医療保険が必要かどうかについて考えてみよう
  • 医療保険の加入には女性特約は必要なの?詳しく解説します!
  • 医療保険の女性特約とは?どんな病気が女性特約の保障範囲?
  • 専業主婦も医療保険に入る必要性ある?オススメの保険プランを解説!
  • 独身女性には医療保険が必要?医療保険がおすすめな理由を解説
  • 医療保険って独身男性、女性に必要なもの?選び方のポイントとコツ
  • 民間の医療保険でも不妊治療が保障可能に!特徴と注意点を徹底解説!
  • 全労済の共済と医療保険の女性特約を比較してみると違いがわかる
  • 20代女性の方必見!リスクの高い病気と女性のための医療保険の選び方
  • 医療保険で後悔したくない。自分に合った医療保険の選び方のポイント
  • 医療保険の加入申込時と保険金請求時に必要な書類と注意点を把握する
  • 医療保険の賢い選び方とは?2つのタイプの医療保険を徹底比較!