難病を患っていても、諦めないで!持病があっても加入できる医療保険

健康な時には不必要と思える医療保険も、難病など患ってしまうと、医療保険の大切さを痛感します。しかし、難病などを一度発症してしまうと、寛解や再燃を繰り返すリスクから、一般の医療保険には加入できません。ここでは持病を持っていても加入できる医療保険をご紹介します。

難病があると医療保険には入れないのか

一般の医療保険では、健康状態が比較的良好な人は加入することができますが、一度病気を患ってしまうと、医療保険に加入することが非常に困難となります。



また、難病などの場合は、完治となることが難しく、寛解や再燃といった状況を繰り返すリスクがあり、保険会社では保障することができないことから、健康上の加入条件を定めています。


しかし、実は難病でも加入できる保険はあるのです。


一般の医療保険に加入しようとした場合には、健康に関する医師の診査や、被保険者自身が保険会社に告知する必要があります。


直近で入院や手術をしていたり、告知書に記載されている病気に該当してしまうと、医療保険への加入を保険会社が引き受けてくれないということになります。


しかし、絶対加入不可能というわけではありません。

指定難病とは

難病とは、原因が不明で治療方法が未確立となっている為、慢性の経過をたどる疾病です。


平成29年4月1日現在で、難病指定されている病気は、330種類となっています。それだけ難病とされる病気は多いということになります。

そのほとんどは、聞いたこともないような病気も存在しています。

『パーキンソン病』や『潰瘍性大腸炎』、『もやもや病』と言った病気は聞いたことがあると思います。これも、難病の一種です。


これだけ多く指定されている難病ですので、やはり生命保険会社も、相応の対応ができるように進化してきました。

難病と診断された方でも入れる医療保険が存在する

難病と診断されたからと言って、必ずしも医療保険に加入できないわけではありません。もちろん、前述でお伝えした通り、一般の医療保険に加入することは非常に厳しいと言えます。

しかし、難病を患った方など、持病を持っている人でも加入できる医療保険が、様々な保険会社で販売されています。


医療保険は、難病に備える為だけの保障ではありません。その他の病気や、怪我をしてしまった場合の保障にもなります。


その為、寛解と再発を繰り返す潰瘍性大腸炎などを患っている人でも、告知事項に該当しなければ、ある一定の条件をもとに加入することができる医療保険もあるのです。

医療保険の引受基準緩和型保険とは

難病など、持病を持っている人でも加入できる医療保険として、『引受基準緩和型保険』というものがあります。

その名の通り、医療保険に加入する為の基準を緩和して、保険会社が医療保障を引き受けるものとなります。


この緩和型保険は、持病が悪化した場合でも、一定の基準を満たしていれば保障をしてくれる保険ですが、一方で、健康な人が加入する一般の医療保険よりも保険料は高く設定されているのが特徴です。


それでも、やはり大病を患ったことがある人にとっては、持病以外にも医療保障を持つことができるので、保険料が高かったとしても、安心料だと思えば安いと思って、加入する人も多くいるのです。

引受基準緩和型保険の加入条件

一般の医療保険と同様、健康状態に関して、保険会社に告知しなければなりません。

しかし、難病や持病を持っている人を対象としている緩和型保険では、告知内容は一般の医療保険に比べ、簡単な告知での加入が可能となっています。



  • 直近3ヶ月以内に、医師による検査または診察により入院または手術を勧められたことがある
  • 過去1年以内に、病気や怪我で入院または手術を受けたことがある
  • 過去5年以内に、がんまたは肝硬変と医師に診断されたことがある。または、がんで入院・手術を受けたことがある
上記の3点が告知内容となり、全て当てはまらなければ、『引受基準緩和型』の医療保険に加入することが可能となります。

引受基準緩和型のデメリット

持病を持っている人の為の医療保険とも言えるので、保険会社も入院給付金や手術給付金など、支払いのリスクを少しでも軽減する為に、加入後1年間は、給付金は50%しか保障してくれないというデメリットがある商品が、多くの割合を占めています。



また、一般の医療保障に比べ、保険料が高いにもかかわらず、その保障内容は少なく設定されているというデメリットがあります。

もちろん、入院日額が1万円などのプランを販売している保険会社もありますが、保障が高い分、それだけ保険料が高いとも言えます。


ほけんROOMには持病がある方でも加入できる保険に詳しい専門家がいるので、告知義務違反にならない為にも、上記の説明で不明点がある方やもっと詳しく知りたいという方は、是非下のボタンから応募してみてはいかがでしょうか。

医療保険の無告知型保険とは

難病など持病を患っている人で、引受基準緩和型保険に加入しようとしたが、告知内容によって加入できなかったという人が加入できる最後の砦となる保険が、『無告知型保険』となります。

また、無告知型には、医療保険だけでなく、『一時払終身保険』も販売されています。


一時払終身保険とは、一括で保険料を前払いすることで、その後は一生涯死亡保障を持つことができます。

保険会社によって、多少の違いはあるものの、保険料を1,000万円支払って、死亡時に1,000万円受け取るというイメージの終身保険となります。


保険料と同額の保証であれば、貯蓄の方が良いと思われるかもしれませんが、死亡時には銀行などは口座が凍結されてしまい、すぐに現金化することができません。

しかし、死亡保障としてなら、手続きをすればスムーズに支払いがされることから、意外にも加入者は多いと言えます。

無告知型保険は健康状態のチェックがない

難病などの持病を患っている場合には、直近で入院した経歴を持つ人は多くいます。いくら引受基準緩和型保険だとしても、直近で入院や手術歴を持つ人は保険会社に告知をすることによって、保険に加入できないケースもあります。


そのような場合、難病など持病が原因で過去に入院や手術歴を持っていても、告知の必要はありません。



保険会社が加入可能としている年齢の条件さえクリアすれば、誰でも加入が可能であることが特徴であり、最大のメリットとも言えます。

無告知型保険のデメリット

健康に関する告知もなく加入できる保険ですので、保険会社も給付金や保険金を支払うリスクを伴います。その為、加入する人は、それなりの制限を伴うことになります。



  • 契約から2年以内に死亡した場合には、既払保険料相当額が死亡保険金となる
  • 他の医療保険や生命保険に比べ、保険料が高い
  • 契約できる保障額は、他の死亡保障と比べて上限が低く設定されている
  • 保険料の支払いは、一生涯支払いを続けなければならない商品が多い
  • 死亡保険金より、支払った保険料の方が多くなる場合がある

このように、保険に加入する人にとって、デメリットは多数あります。


また、保険会社によって制限が相違するため、保険種類によっては、治療中の病気や、保険に加入する前に発症した病気に起因する入院や手術給付金は、支払いの対象外になる場合がありますので、注意が必要です。


まずは持病持ちの方向けの保険に詳しい専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

難病などを患ったり持病を持っている場合は、一般の生命保険や医療保険に加入することはできません。そんな時に『引受基準緩和型保険』や『無告知型保険』への加入を検討することになります。


無告知保険は、健康状態に関係なく、例え通院中であったとしても加入できる保険です。

しかし、もう他に入る保険がないからと言って、すぐに無告知保険に加入するのではなく、本当にダメだった時に考える保険だと思っておいて下さい。


難病などの病気を患って、保険に加入しようとしている場合は、以下のステップで検討することを、お勧めします。


  1. 一般の生命保険や医療保険を検討する
  2. 一般の保険で加入できなかった場合に、『引受基準緩和型保険』を検討する
  3. どの保険も加入できなかった場合に、『無告知型保険』に絞り、いろいろな種類の保障内容を確認して検討する


このように、どんな状況でも、最初は一般の生命保険や医療保険への加入を検討するようにして下さい。

病歴や健康状態によっては、制限を設けられても加入することができるかもしれません。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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