【持病ありの方】告知なしで入れる無選択型医療保険を詳細に解説!

持病や深刻な傷病歴があっても加入できる告知なしの無選択型医療保険があります。告知なしであるため入りやすい医療保険ですが、保険料は割高で、加入しても90日の免責期間があることや、現在治療中の病気や既往症は補償の対象外になる等、制約も多い保険商品といえます。

告知なしで加入できる医療保険

医療保険は、あなたが申し込むだけで加入できるという商品ではありません。

医療保険の加入のためには、あなたと生命保険会社の双方の間で契約を締結する必要があります。 


そのため、片方でも契約の締結を拒否すれば保険に加入することはできません。 


契約の相手方となるの生命保険会社は、あなたが信頼における人で誠実である人と判断しても良いのか、あなたの個人情報を審査した上で決定することになります。  


通常の医療保険であるなら以下の書類が必要です。


  1. 申込書(加入をする際に氏名・住所等の個人情報を記載します。)
  2. 意向確認書(保険契約が、あなたの意向に合致しているものであることを確認するための書類です。)
  3. 告知書(通常の医療保険であるなら、あなたが傷病歴等を記載する最も重要な書類となります。本来、生命保険会社はこちらの審査を重点的に行います。)

ただし、医療保険の中には上記の「告知書」が不要な商品もあります。


つまり告知なしで加入できる保険、それが「無選択型医療保険」です。


持病持ちの方でも入れる保険があります。


今回は、この無選択型医療保険の特徴と注意点を説明します。

告知なしで加入できる無選択型の医療保険の仕組み

無選択型医療保険とは、持病のある方、過去に深刻な傷病歴のある方でも加入する事ができる医療保険です。

この保険では告知なしで良く、医師による診査もありません。


補償の内容としては病気やけがをした際に、入院保険金や手術保険金が受け取れるのはもちろん、自然災害が原因となる入院や手術に対応できることや、健康に過ごせば「健康祝い金」として一定のお金が戻ってくることがあります。


また、保険会社の中には誤って第三者にケガをさせた、他人の物を壊した等の場合に保険金が下りたり、犯罪被害に遭った場合にも保険金が下りたりする商品があります。

告知なしで加入できる無選択型の注意点

告知なしで加入しやすく頼りになる保険と言えますが、注意点もあります。
ここでは、加入を検討する場合に事前に把握しおかなければならない事項を挙げます。


告知なしで加入できる分、その他の制約や補償外になる条件も多くなっています。

保険料が割高

保険料は告知なしである以上、入院保険金の支払等の可能性を考慮し、どうしても割高になります。


保険金が支払われる額によってコース別に分かれ、加入希望者が選ぶことができますが、保険料は例えば保険金(日額)が一番安いコースでも20歳で2,500円前後になります。


一方、通常の医療保険では給付金(日額)が一番安いコースで、保険料は20歳で1,300円前後になります。


実に通常の2倍近い保険料がかかることになります。

90日の免責期間がある

無選択型医療保険には、90日間にわたって補償の対象にならない期間があります。

つまり、91日以降でなければ加入した保険の補償は適用されないことになります。

やはり告知なしで加入ができる分、契約しても加入者の容体をしばらく見たいと言うのが、生命保険会社の方針といえます。


がん保険ではほとんどの商品に含まれている免責事項です。


90日間の免責期間

90日間の免責期間


現在罹患している病気は保障されない

現在治療中の病気や既往症は補償の対象にはなりません

概ね生命保険各社とも以下のような条件を提示しています。


  1. 病気の補償開始前に発病していた病気は対象外です。
  2. 病気の補償開始前に発病し補償開始後も継続して治療されている病気、その病気と医学上因果関係があるとされる病気は対象外です。
  3. 補償開始日からその日を含めて90日以内に発病した病気については対象外です。

病名が違っても医学上重要な関係がある病気は保障されない

前日した補償の対象外の条件にもある「医学上因果関係がある」=「医学上重要な関係がある」病気とは、どの様なケースをいうのでしょうか?

これについて事例を設けて考察してみます。


  • 胃がんを保険の補償開始前に発病し、補償開始後も継続して治療されている病気であり、補償開始日以降にそれが転移して肺がんにもなった。

胃がんによる転移が原因で肺がんになったことが確認できる場合、これは「医学上重要な関係がある」病気といえます。


そのため、保険金は下りません。


  • 胃がんを保険の補償開始前に発病し、補償開始後も継続して治療されている病気だが、補償開始日以降に入院した理由が骨折だった。

明らかに発病していた胃がんとは関係の無い、骨折によるケガで入院したことになりますので、何ら医学上重要な関係がないため保険金が下ります。


ほけんROOMには持病がある方でも加入できる保険に詳しい専門家がいるので、告知義務違反にならない為にも、上記の説明で不明点がある方やもっと詳しく知りたいという方は、是非下のボタンから応募してみてはいかがでしょうか。  

まずは通常の医療保険に申し込むのが大事

持病や重大な傷病歴が無い方は、まず通常の医療保険に加入を検討することをお勧めします。

告知なしの保険は、確かに手間のかかる告知書への記載は必要ありません。

しかし、告知なしである分、前述したように保険料が割高になってしまうことや、補償に関して様々な制約事があることは事実です。


通常の医療保険に加入できれば、無選択型医療保険よりも安い保険料で、手厚い保障を受けることができます。

過去に傷病歴等があっても条件付きで認められる場合もある

結局、自分は過去に傷病歴があって告知なしの医療保険にしか入れない、と思われている方がいるかもしれません。

しかし、生命保険会社によっては条件付きで加入が認められるケースもあります。


それが「部位不担保」と言われる条件です。


事例をあげて説明していきましょう。


帝王切開で出産した女性が医療保険に加入する場合ですが、一度、帝王切開により出産した女性は、二度目以降も帝王切開による外科的手術が高い確率で必要になると言われています。


社会的にみて一概に病気と言えないものであったとしても、帝王切開は医療保険の適用範囲内になっているため、これをすべて含んだ契約に、生命保険会社は難色を示す傾向があります。


そのため、部位(この場合は子宮等に関係する部分)には保障をつけないことを条件に、加入を引き受けるというケースがあります。


部位不担保による契約は二者択一

前述した事例の場合は、帝王切開をしたことを理由にいきなり「引き受け不可」になる場合も想定されます。

そうなれば、他の保険会社をあたるか、告知なし・告知審査が緩い医療保険を検討しなければいけません。


しかし、保険会社によっては「条件付きで引き受け可能」という場合も考えられます。


ただし、条件は事例で言うなら、子宮等に関係する部分には保障を付けいないことを「承諾するか、拒否するか」という二者択一になります。


承諾すれば契約成立、拒否をすれば、他の保険会社をあたるか、他の保険会社でも契約が難航すれば、最終的には告知なし・告知審査が緩い医療保険を検討することになります。

告知が緩い医療保険もある

審査基準が緩い「引受基準緩和型医療保険」という商品があります。

告知なしと言うわけにはいきませんが、告知項目がわずかで持病がある方、過去に入院・手術をした方が加入しやすい保険です。

以下のような特徴があります。

引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険

告知項目は概ね3つまたは4つ

質問されるのは主に次のような「はい・いいえ」のチェック項目のみです。


  1. 最近○ヶ月以内に、医師から入院や手術、検査のいずれかをすすめられた、または現在入院中ですか?
  2. 最近○ヶ月以内に、がんまたは上皮内新生物、慢性肝炎等で、医師の診察、検査、治療、投薬のいずれかを受けたことがありますか?
  3. 過去○年以内に、病気やケガで入院、または手術をしたことがありますか?
  4. 過去○年以内に、がんまたは上皮内新生物で入院、または手術をしたことがありますか?

全てに「いいえ」にチェックあれば、申込が可能です。

契約してから一定期間は給付金等の支払が減額になる

告知項目が全て「いいえ」にチェックがあり、契約が成立しても、契約してから一定期間(例えば1年以内等)に給付金が支払われるケースでは、本来受け取るはずの給付金よりも減額(だいたい半額程度)されることがあります。



ただし、このタイプの保険では、告知なしの無選択型医療保険のように、「契約してから○日間は全く補償しない」という条件はあまり見受けられません。


まずは持病持ちの方向けの保険に詳しい専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ:告知なしで入れる医療保険について

今回は、告知なしで入れる医療保険について、概要や注意点などを説明してきましたが、いかがでしたか。

今回の記事のポイントは以下の通りです。

  1. 告知なしで加入できる医療保険は、無選択型医療保険という
  2. 無選択型医療保険は保険料が割高である
  3. 無選択型医療保険には、90日間の免責期間がある
  4. 無選択型医療保険は、現在治療中の病気や既往症は補償されない
  5. 無選択型医療保険以外にも、告知が緩い引受基準緩和型医療保険がある

持病がある場合や、既往症がある場合には、告知審査により、通常の医療保険への加入を断れれてしまうケースがあります。

しかし、持病や既往症があるからといって、医療保険への加入をあきらめる必要はありません。

持病や既往症がある場合には、告知なしで入れる「無選択型医療保険」や「引受基準緩和型医療保険」への加入を検討しましょう。

注意点についてしっかりと把握し、自分に合った医療保険に加入して、いざというときのために備えることをおすすめします。


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