第一から第三分野まである保険。医療保険は第三分野に該当します

地震でもケガでも病気でも保険はどれも同じだと思っていませんか。保険業法によって第一から第三分野まで分類されています。病気で入院した場合などの保障をしてくれる医療保険は第三分野。第一第二分野いずれにも医療保険は付加できます。

医療保険などが含まれる第三分野の保険とは

保険業法第三条で保険業の免許は二種類と定めています。

二種類とは生命保険と損害保険です。

そんなややこしい分類はどちらでも構わないよといい加減に考えてはいけません。

この二種類の保険は同一業者が扱えない規則があります。


そして、このどちらにも該当しない保険が第三分野。

疾病や傷害を原因とする損害を保障してくれるいわゆる医療保険のことです。

医療保険には入院給付や手術による給付などが該当します。 

第一分野、第二分野の保険とは

第一分野は生命保険のうちでも、人の生存や死亡を原因として保険金を支払うものと定義されます。

ちょっと分り辛いので、具体的に言うと終身保険や養老保険、死亡保険が該当します。


一方第二分野の保険は偶然の事故などによる損害を保障するものと定義され、自動車保険や地震保険などが該当します。


第三分野である医療保険は、第一分野および第二分野どちらでもない保険といえます。 

第三分野の保険の種類

第三分野の保険は医療保険に関する商品です。


つまり、長生きによる年金給付や災害での家屋の損害、事故での所有物の破損を保障するのとは違い、病気や事故によるケガを原因とする入院や手術、死亡などを保障してくれます。


死亡は第一分野ではと疑問を持たれる方がいますが、病気がケガによる入院や手術に付随した死亡保障の場合は、第三分野に該当します。 

医療保険

医療保険は、入院すると一日につき保険金が給付されたり、手術すると一時金が支給されたりといった保険です。

成人病やガンなど特定の病気と診断された場合に保険金が給付される医療保険や、特約によって先進医療を保障する医療保険などがあります。


第一分野に付加して第三分野は加入できますので、長生きに備えることもできます。 

がん保険

第三分野に属する医療保険の中で、特定疾病を保障するものにガン保険があります。

ガンと診断された場合だけでなく、入院や手術を保障する保険があります。


また治療内容によって細かく保障対象を定めた医療保険もあり、例えば放射線治療に対してや抗ガン剤治療に対して保障してくれる商品があります。


さらに女性特有のガンに焦点を絞った商品など手厚い保障が受けられます。 

介護保険

第一分野の終身保険などとともに第三分野である医療保険に加入し、病気やケガを原因とする入院や手術によって保険給付を受けたとしても、障害が残った場合には入院給付で保障されません。

さらに障害の程度が重度であれば介護が必要になり、いっそうお金が必要になります。

そうした事態に備えられるのが介護保険といえます。


介護保険は第三分野の医療保険に含まれ、公的保険制度による要介護度に合わせて保険金が支給されるので安心です。 

所得補償保険

第三分野の医療保険は病気や事故に付加できる保険です。

ガンや心臓病など重い病気で入院したり、万が一の交通事故で重傷を負った場合には突然所得が途絶えてしまいます。

また、こうした重病や重症では職場復帰に時間が掛かるものです。


第三分野の医療保険は、所得が途絶えた間の生活不安を取り除いてくれる所得補填の側面をもっています。 

第三分野の保険の歴史

第三分野の保険の歴史はまだ浅く、当初は外国の保険会社のみが扱える商品でした。

それでは第三分野の市場は外資のみの独占になります。

そこで日本の保険会社も第三分野の保険を扱えるようにすべきだとの声が上がり始めます。


1990年代前半から議論が始まり2000年を過ぎてようやく日本の保険会社にも第三分野の医療保険が自由化されました。


第三分野の医療保険は日々進歩しており、契約者のニーズに応じた細かなサービスを生んでいます。 

医療保険は生保、損保の両方が参入した

厳密に言うと、そもそも保険は第一分野と第二分野に分類されていました。

したがって、このふたつの分野に該当しない保険が第三分野と呼ばれたのはご紹介の通りです。


そこで第三分野の医療保険は、第一又は第二分野に割り当てるのではなく、どちらも第三分野である医療保険を取り扱えるよう保険業法上も決められました。


つまり入院後の死亡でも事故や災害での入院でも複合的に保障されるのです。 

まとめ

保険加入を考える時、保険業法上の分類を考える方はまずいないでしょう。

終身保険や養老保険は第一分野だからとか、医療保険は第三分野だからなど一個人が保険契約を結ぶときには重要な知識とはいえません。

この分類は保険会社が業務を行う上で問題が生じないよう定められたものです。


ただ、加入すべき保険商品を検討するときには役立つ点があります。

生命保険と損害保険はあくまで別分類ですから、死亡などを保障する生命保険に付加した医療保険の加入を考えている折、地震などを保障する損害保険に付加した医療保険商品を調べてしまうといった誤解が無くなります。


保険はわかりにくい点が多々ありますが、何に備えたいのか目的を明確にして保険商品の比較をすれば案外理解できるものです。

第一から第三分野までの分類があることを頭の片隅に入れておけば、保険商品を比較するときの一助になるでしょう。 

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