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不妊治療の費用はいくらくらい?総額の相場と平均を解説!

赤ちゃんを授かりたいけど、なかなか恵まれないといった方は、不妊治療の費用はどのくらいかかるのか気になりますよね。不妊治療には自宅でできる安い自己注射から高額な体外受精など様々な種類がありますが、不妊治療の費用の相場と平均と、安く抑える方法を解説します!

不妊治療にかかる費用の相場は?安い不妊治療もある!

赤ちゃんを望んでいるのだけれど、なかなか子宝に恵まれない・・・。そんな悩みを持つご夫婦もいらっしゃることでしょう。


現在では不妊検査や不妊治療も進歩し、効果的な治療を受けることが可能になりました。しかし、ご夫婦にとってどの位の費用がかかるのか、どんな治療を行うのか、不安になってしまうこともあるでしょう。


そこで、この記事では「不妊治療にかかる費用の相場」について、

  • 不妊検査の費用の相場
  • 不妊治療方法とそれぞれの費用の相場
  • 不妊治療の費用を安く抑えるためのポイント

以上のことを中心に解説していきます。この記事を読んでいただければ、不妊治療の費用相場についての基本的知識を得ることに役立つかと思います。




不妊治療の前の、血液検査などの不妊検査の費用の相場と平均

赤ちゃんを授かりたい。ご夫婦の切実な願いは叶えられるべきですが、いきなり本格的な治療を開始する前に、不妊検査を受けましょう。

この検査は女性側、そして男性側も検査対象となります。ご夫婦双方を検査して不妊の原因を探ることが、効果的な治療のための前段階といえます。

女性側の不妊検査とその費用

女性側の場合は、月経時・月経~排卵期・排卵期・黄体期それぞれ検査方法が異なります。健康保険が適用される場合がほとんどで、費用は1万円未満に収まります。


  • [月経時]採血検査:月経の2~5日目、費用1,290円程度(保険適用)

黄体化ホルモン、卵胞刺激ホルモン、卵胞ホルモン等のホルモン検査を行います。月経3日目がベストなタイミングと言われています。


  • [月経~排卵期①]子宮卵管造影検査:月経6~10日目、費用7,000円程度(保険適用、カテーテル代含)

この検査で卵管の癒着の有無・子宮の形状等を調べます。子宮卵管造影検査の翌日に腹部単純レントゲン検査を行います。


  • [月経~排卵期②]腹部単純レントゲン検査:子宮卵管造影検査の翌日実施、費用630円程度(保険適用)

子宮卵管造影検査の際に使用した造影剤の広がりをレントゲンで確認します。この検査で卵管まわりの癒着の有無がわかります。


  • [排卵期①]超音波検査:患者により来院回数が異なる、費用1,600円程度(保険適用)

いわゆるエコー検査です。実施回数により費用も変動します。


  • [排卵期②]フーナー試験:性交後3日以内、費用510円程度(保険適用)

後述するタイミング療法により排卵期に性交し、3日以内に行う検査です。


  • [黄体期]採血検査:排卵後5~8日目、費用6,560円程度(一部保険適用)

黄体ホルモン、プロラクチン、甲状腺機能検査等を実施します。

男性側の不妊検査とその費用

男性側の不妊検査には、精液検査および血液検査等があります。こちらも健康保険が適用される場合がほとんどです。

  • 精液検査:2~7日ほど性交・自慰行為を行わずその後精液を採取、費用310円程度(保険適用)

精液の量、精子の濃度、精子の運動率等を確認します。


  • 血液検査:費用3,000円程度(保険適用)

血液を採取し、男性ホルモン等の精子をつくることに関係するホルモン値を検査します。


※その他に疾病の可能性も踏まえ、精巣を触診、エコー検査等をして、陰嚢内に腫瘍のような病巣がないかを検査することもあります。

不妊治療の種類ごとの費用の相場と平均

不妊治療の種類にはタイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精があります。それぞれ費用も異なり各療法と併せて薬剤を使用することがあります。以下では不妊治療の各方法を説明します。

タイミング法:5000円〜1万円程度

不妊治療の基本となる治療方法です。この方法は排卵日を予測し、そのタイミングに合わせた性交を指導するものです。


排卵誘発剤で排卵を起こしたり、人工授精を受けたりする場合でも、タイミング法を活用した方法で、赤ちゃんを授かる可能性を上げることになります。


タイミング法は保険適用され、1回当たりの受診料は2,000円~3,000円程度、1周期で10,000円程度と考えておいた方が良いでしょう。

人工授精:1万円〜3万円程度

排卵のタイミングに合わせて精子を人工的に子宮内に挿入し、自然な妊娠を促す方法です。この方法を行う条件としては、次の通りです。 

  • (女性)卵管がきちんと通っており、精子を送り込むことに問題ない場合
  • (女性)子宮頸管粘液が少ない場合
  • (男性)精子の運動性が悪い場合

人工授精の流れは次の通りです。

  1. 排卵日を予測します。
  2. 排卵日に合わせ夫の精子を採取します。採取場所は自宅でも、医療機関でも構いません。
  3. 精子を選別します。元気な精子だけ確保し、挿入する準備を整えます。
  4. 子宮内へ精子を挿入します。専用のカテーテルを使用し、精子を子宮に入れます。
  5. 妊娠を判定します。

人工授精の費用は保険適用外となっており、1回につき1万円〜3万円程度となっています。

体外受精、顕微授精:30万円~50万円程度

タイミング法、人工授精によっても妊娠しない場合、生殖補助医療として行われる非常に高度な治療方法です。


体外受精とは、卵子・精子を1つのシャーレ内で混ぜ合わせ、自然の力に任せて受精させる方法です。


顕微授精とは、顕微鏡下で直接精子を卵細胞質へ注入する方法のことです。男性側の重度の欠精子症・無精子症等が原因であった時に行われます。


体外受精・顕微授精の流れは次の通りです。 

  1. 卵巣を刺激します。排卵誘発剤を用いて卵胞を育てた後、卵子の採取前に排卵しないように排卵を抑える薬も使用します。
  2. 採卵採精を行います。膣壁から卵巣内の卵子を注射針で採取、それに合わせて夫の精子も採取します。
  3. 受精させます。ケースによって体外受精または顕微授精を行います。
  4. 培養します。培養液で受精卵を育てる段階です。
  5. 胚移植を行います。カテーテルの使用で、培養した胚を子宮内へ戻します。
  6. 妊娠を判定します。

 体外受精・顕微授精の費用は保険適用外となっており、1回につき30万円〜50万円程度となっています。

クリニックに行かずに自宅で不妊治療のできる自己注射の費用

ご自分または夫に注射を打ってもらう不妊治療も可能で、自己注射と呼ばれています。排卵誘発剤を注射することで治療の効果を上げることができます。


ただし、健康保険は自己注射のごく一部に適用されるのみで「遺伝子組換えFSH製剤」が対象とされるにとどまります。こちらの注射は7,000円~13,000円程度となります。

不妊治療の費用を少しでも安く抑えるためのポイント

不妊治療には、健康保険が適用される場合がありますが、高度な治療方法をうける場合にはそのほとんどが適用外となります。


治療がなかなか進まないと非常に高額な費用に上るケースも多く、ご夫婦の金銭的負担が重くなってしまいます。


そこで、不妊治療の費用を少しでも安く抑える方法を説明します。

不妊治療も含め、年間医療費が総額10万円を超えると医療費控除の対象

医療費控除とは、不妊治療をはじめとした1年間にかかった医療費を、ご自分の住民票のある地域を管轄する税務署へ申告することで、税制上の優遇措置が受けられる仕組みです。


申告が認められると還付金という形で支払ったお金を受け取ることができます。なお、還付申告という形をとるので、確定申告時期(毎年2月16日~3月15日ごろ)にこだわらず、いつでも申告できます。更に還付申告は5年間、申告可能です。


医療費控除の対象


どんな医療費も控除に当てはまるわけではなく次のような条件があります。

  • ご自分や家族のために支払った医療費
  • その年の1月1日~12月31日までの医療費

○医療費控除の金額


対象金額の計算式は次の通りです。


年間の医療費総額-保険金や助成金が支給された場合はその合計額-10万=医療費控除金額


[事例①]


例えば、年間にかかった費用が不妊治療のみで費用は100万円、一方、保険金や助成金という形で受け取ったお金が60万円の場合、


100万円(不妊治療の費用)-60万円(保険金や助成金)-10万円=30万円


30万円が医療費控除金額となります。なお、医療費控除の最高額は200万円までです。


[事例②]


しかし、年間医療費が総額10万円を超えないからといって申告を諦めるのは早計です。


なぜなら総所得金額等が200万円までの方の場合、差し引かれるのが10万円ではなく総所得金額等の5%だからです。


例えば、総所得金額等が150万円の場合なら、その5%なので75,000円が差し引かれます。


年間にかかった医療費が50万円、一方、保険金や助成金という形で受け取ったお金が40万円の場合でも、


50万円-40万円-75,000円=25,000円


25,000円が医療費控除金額となります。


○受け取れる還付金額


医療費控除で受け取れる還付金は、先ほど計算した医療費控除金額分というわけではありません。


更に、申告する方の「課税される所得金額」に応じた税率で計算することになります。この税率は次の通りです。


課税される所得金額税率
~195万円以下5%
195万円超~330万円以下10%
330万円超~695万円以下20%
695万円超~900万円以下23%
900万円超~1,800万円以下33%
1,800万円超~4,000万円以下40%
4,000万円超45%

前述した事例①の場合に、申告する方の課税される所得金額が300万円の場合なら


30万円(医療費控除金額)×10%=3万円


還付金額は3万円となります。


○必要書類


医療費控除の申告に必要な書類は次の通りです。


  • 確定申告書
  • 源泉徴収票:会社員のみ
  • 医療費の領収書等
  • 医療費控除の内訳
  • マイナンバーをはじめとした本人確認書類
  • 印鑑

厚生労働省などの特定不妊治療費助成制度

特定不妊治療費助成制度とは、公的医療保険が適用されない体外受精または顕微授精を受けたご夫婦に対して、その費用の一部を助成する制度です。


厚生労働省および各都道府県が協力して助成を行っていますが、申請は住所地の保健所で行います。1回の治療につき7.5万円~15万円が助成されます(初回の場合は30万円が上限)。


○必要書類


特定不妊治療費助成制度は次の通りです。


  • 申請書(請求書)
  • 過去の受給歴申告書
  • 特定不妊事業費助成事業受診等証明書
  • 領収書
  • 戸籍謄本または戸籍抄本:交付日から3か月以内
  • 所得額を証明する書類:市町村県民税課税(非課税)証明書等です。

不妊治療中の女性でも入れるアイアルの医療保険【子宝エール】

不妊治療中の女性でも加入できる医療保険もあります。このアイアル少額短期保険「子宝エール」は、40歳女性で支払う保険料が毎月2,000円前後となっています。

保障内容は次の通りです。

  • 入院(女性疾病の治療の場合):日額10,000円支給
  • 入院(女性疾病の治療以外):日額5,000円支給
  • 手術:1回10万円支給
  • 保険期間中の死亡:死亡保険金なし・100万円・300万円を選択

まとめ

不妊治療にかかる費用の相場について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回の記事のポイントは、

  • 不妊検査や不妊治療の方法はいろいろあって費用も異なる
  • 不妊治療の費用を抑えるために税制上の優遇措置や助成制度を活用する
  • 不妊治療中でも入れる民間の医療保険がある

でした。


医療機関では子宮内膜症で手術される患者の場合でも、腹腔鏡手術を行い腹腔内の環境を改善した上で自然妊娠を試みる等、赤ちゃんを望むご夫婦へ最大限の配慮を行っています。


不妊治療を行い、良い結果へ導くのは、医療機関の治療と民間の医療保険や助成の活用、そして何よりもご夫婦の諦めない意思です。

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