まずは母子家庭で医療保険が必要かどうかについて考えてみよう

母子家庭の場合、経済的に困窮するケースが多いため保険について考えることは後回しになりがちです。しかし、病気にかかることはあるため、医療保険は必要と考える方もいます。母子家庭に医療保険が必要かどうかについて考えていきましょう。

母子家庭に医療保険は必要なのか

どうしても女性が社会の中で働いて稼げるお金は男性より少なくなりがちです。

経済的に苦しい状態にある母子家庭の方も多いことでしょう。


しかし病気になればすぐにお金が必要になることもあり、医療保険が必要であるという考え方もできます。


母子家庭の経済状況と医療保険の必要性を考えあわせ、医療保険が必要かどうかを決めていく必要があります。 

子供に医療保険は必要ない

医療保険には大人を対象としたものだけではなく、子供を対象にしたものがあります。

しかし、経済的に余裕があるわけではない限り、母子家庭では子供の民間医療保険をかける必要はないでしょう。


子供には公的な医療保険が充実しているため、医療費の負担がもともと軽減されているからです。

これは母子家庭でもそうでなくても同様です。 

母子家庭の母親に医療保険が必要かどうかを考えよう

子供については公的な医療保険で手当てがされていますが、母子家庭では母親については医療保険が必要という考え方もあります。

特に母子家庭では母親が収入を支えているため、母親が病気で倒れてしまえばすぐに生活に困窮してしまう事もあります。


治療費はもちろんですが、母子家庭では唯一の収入が断たれてしまう事も考え、母子家庭の母親が病気になった時の生活という面も考えて医療保険が必要かどうかを検討していきましょう。 

医療保険の主な保障内容と保険料の相場

医療保険には、入院や手術などの費用をカバーするもの、治療の間の生活費をカバーするもの、特定の病気の際に手厚く保証するものなど、様々な保障内容があります。

保障が手厚いほど保険料は高くなります。 


また、満期になるとお金が戻ってくるような貯蓄性の高いものは保険料が高く、掛け捨てタイプは安くなるということがあります。


母子家庭では月々の医療保険料も大きな負担となります。

こうしたことも考えあわせ、保険料の相場を見ていきましょう。

支払い限度日数があることに注意

民間の医療保険に加入したからと言って、病気などにかかる費用のすべてをカバーできるというわけではないことに注意が必要です。

特に重い病気で長期の治療や療養が必要になった時など、医療保険の支払限度日数をオーバーしてしまい、結果的に保障が不足することもあります。 


母子家庭の場合、経済的に余裕がないため、安価な保険に入ることが多いですが、そうすると医療保険の支払限度日数が少なく設定されていることがあるので注意が必要です。

母子家庭にはひとり親家族等医療費助成制度がある

母子家庭の場合、ひとり親家族等医療費助成制度という公的な制度があります。

これを利用すると、医療費として掛かった自己負担分は後日還付されることになり、結果的に治療費用などが掛からなくなるのです。


母子家庭では経済的な面で治療をためらってしまいがちですが、こうした助成制度があるという事を知っておくとよいでしょう。


こうした制度が利用できればあえて民間の医療保険で治療費を備える必要性は低いということができます。 

ひとり親家族等医療費助成金をもらえる条件

ひとり親家族等医療費助成制度は母子家庭であるという事のほか、健康保険に加入していること、所得が一定額以下であることなどといった条件があります。

所得額は子供の数などによって変動するので、担当窓口に確認しておきましょう。


自治体やその時によって所得額や条件が変更されることがあるので、母子家庭でひとり親家族等医療費助成制度助成を受けようとした時にはチェックが必要です。


収入が高いなどの理由で条件に当てはまらない母子家庭の場合は、医療保険で最低限の備えをしておくことも大切かもしれません。

入院中の生活費についても把握しよう

医療費自体は助成制度などを利用すればカバーすることができる母子家庭の方も多いですが、母親が病気になるとそれ以外にも費用が掛かります。

自分自身の入院に付随する費用はもちろんですが、お子さんが小さい場合はその預け先を確保することに費用も掛かりますし、お子さんが少し大きくても、一人で料理を作ることが難しければ外食やお弁当の購入などが続くことになるでしょう。


母子家庭ではこうした入院中にかかる特別な生活費についても考えてみましょう。

医療保険が必要かどうかを判断するポイントとなります。 

入院中は収入が減り、生活費が払えなくなる可能性も

母子家庭の母親が入院することによって収入が断たれてしまうことになります。

休んでいる間収入がなければ、光熱費や家賃などといった生活費も支払いが難しくなってしまいます。


貯蓄をある程度用意しておくか、医療保険などで備えておくか、経済状態などを考えあわせて決定し、準備しておくことが母子家庭では必要です。 

まとめ

母子家庭だからと言って病気にならないわけではありません。

月々の生活がぎりぎりだからこそ、急な病気の際にすぐに生活に困窮してしまうということもあり得るのです。


その場合でも自分と子どもが生活に困らないよう、医療保険への加入が必要かどうかはしっかり考えておきましょう。

特に医療保険が必要でなければ、貯蓄を進めておくことで安心を得ることも可能です。 

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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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