乳汁分泌の正常な状態と異常な状態について。症状や対処法は?

赤ちゃんが生まれて母乳が出るのは普通のことですが、母乳が出るはずのない時に母乳が出てきてしまったら普通ではありません。もしかしたら乳がんかもしれないと思いませんか?この記事では、母乳の出るしくみや母乳がでるはずのない時に出る乳汁漏出症について詳しく説明します。

内容をまとめると

  • 乳汁分泌にはプロラクチンとよばれるホルモンが関わる
  • 出産後以外に乳汁分泌があるのは異常で、その多くは病気が原因で起きる
  • 乳汁漏出症の原因で多いのは、脳下垂体の腫瘍 乳汁漏出が生活習慣などホルモンバランスの乱れで起きることがある
  • 乳汁漏出の多くは不妊に関連する
  • 乳汁漏出症は原因の病気に合わせた治療が必要
  • 出産や女性特有の病気に関するお金のことで少しでも不安や疑問があるならマネーキャリアのFP相談を利用するのがおすすめ!
  • マネーキャリアなら何度でも無料でスマホ1つで気軽に予約から相談が可能!相談場所も47都道府県対応可能!
  • マネーキャリアは顧客満足度93%だから安心して利用できる!

乳汁分泌が授乳期以外に見られるケースは?症状や検査、治療法について解説!


出産していないのに、母乳のような液体がおっぱいから出たら驚きませんか?

そんなことがあるのかな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はあるのです。


もしもそんなことが起きれば、何か病気かもしれないと思う方も多いでしょうし、女性であれば当然乳がんかもしれないと不安に思われるのではないでしょうか。


この記事では

  • 母乳が出るメカニズムやその期間は?
  • 母乳に関するトラブル
  • 乳汁漏出症って何?
  • 乳汁漏出症の原因は?
  • 乳汁漏出症の検査や治療は?

という内容で、正常・異常な乳汁分泌について詳しくお伝えしていきます。


この記事を読んで頂ければ、乳汁漏出症がどんな病気で、症状があることで体にどんな影響が出るのかということを知って頂けると思います。


ぜひ最後までご覧ください。


ほけんROOMでは他にも、知っておきたい女性の疾患や保険に関する記事を多数掲載しています。合わせてご覧ください。

妊娠中の疾患・女性特有の病名一覧

正常な状態なら、授乳期で母乳が出る期間は?

母乳は赤ちゃんが吸えばその分、分泌されるしくみになっています。

つまり、吸われなくなれば分泌は止まるのが正常です。


母乳の産生や分泌量は、個人差があります。

また乳汁の成分も産後に変化し、産後約10日ほどで栄養たっぷりの乳汁がお子さんの吸う量に合わせて作られるようになり、平均で1回200ml程度分泌されるのが一般的です。



こちらでは

  • 母乳産生のメカニズムと、出る期間
  • 卒乳の時期

をお伝えします。


妊娠・出産で女性の体は大きく変化しますが、乳房の変化もその一部です。

そもそも乳房の重要な役割は乳汁分泌、つまり母乳を作って、赤ちゃんに与えることです。

母乳は乳房の

  1. 小葉で産生
  2. 乳腺を通り
  3. 乳管を経て
  4. 乳頭から出る

構造になっています。


小葉は乳汁を産生する器官、乳腺は乳汁の通り道、乳管は乳汁の出口、乳頭は乳汁の分泌を行います。 

基本的に赤ちゃんが吸い続ける限り、母乳は出る

お母さんのおっぱいはとても優秀

赤ちゃんの乳首を吸う力やリズムを感知して、脳に伝え母乳を作り出します

乳首が吸われなくなくなったことを感知すれば、自然に母乳を作り出すのをやめます。


女性とホルモン

女性の月経・妊娠・出産には女性ホルモンが深く関わっていることをご存知の方も多いでしょう。

母乳の産生にもホルモンが深く関わっており、出産後はホルモンが乳腺に作用して母乳を作り出します。


赤ちゃんの能力とお母さんの体の反応

新生児

生まれたばかりでも母乳を吸う能力が身についています。

実は人間の反射の一つで、吸てつ反射といいますが、口の中に何か入ってくると吸おうとする生きるための機能です。


母親

  • 乳首を吸われる刺激を脳が感知
  • ホルモンを分泌
  • 母乳の産生と分泌

サイクルを繰り返しており、乳首を吸われている刺激を脳が感知する間はホルモンが出続け、母乳も作られ続けます。


母親の体では出産後1週間ほどで、新生児に合わせた母乳を作り出すようになります。


このように新生児の吸てつ反射の刺激で、お母さんの体が反応し母乳を作り出して分泌するというメカニズムになっているので、おっぱいが吸われ続ければ母乳は出続けます

卒乳の日本での平均は1歳~1歳半だが、個人差が大きい

お子さんが母乳を必要としなくなることを一般的に卒乳といいますが、お子さんやお母さんのタイミングによるので、人それぞ異なります。 

平均して1歳〜1歳半くらいの卒乳が多いようです。


卒乳と断乳の違い

  • 卒乳 赤ちゃんが母乳を欲しがらなくて卒業
  • 断乳 お母さんが母乳をあげなくなって卒業

どちらも授乳をやめますが、自然にやめるか強制的にやめるかという点が大きく異なります。

 

母乳から食事へ

離乳食は5〜6ヶ月くらいに開始するのが一般的です。

母乳の栄養は100mlで65キロカロリーほどなのでお子さんが1000mlほど母乳を飲んでいるのであれば、650キロカロリーの食事が必要です。

乳汁分泌不全について

乳汁分泌不全は乳汁の分泌が足りなかったり、まったくない状態をいいます。


乳汁の産生は、赤ちゃんが吸うことで、出産直後から出る方もいれば出ない方もいますが、次第に分泌量が増加していくのが通常です。

個人差がありますが、正常な分泌量は

  • 1日目 5〜7ml
  • 3日目 20〜30ml
  • 7日目 45〜60ml
  • 10日目 80〜150ml

です。


こちらでは

  • 乳汁分泌不全の原因
  • 治療としてのプラセンタ注射

をお伝えします。

授乳期に十分な乳汁が出ない原因は?

お子さん側の要因

  • 乳頭の形
  • 抱き方
  • 吸う力が弱い ことでうまくおっぱいを吸えない

母親側の要因

  • 貧血
  • 水分・栄養の不足
  • 乳管が開通していない ことで乳汁の産生が少ない

などが頻度の多い原因です。


そのほかに、乳房の手術をしていて乳腺組織に損傷があったり、お母さんのホルモンの障害、お母さんの乳腺のトラブルがあっても乳汁分泌は減ります。


お子さん側の要因は、授乳姿勢や抱き方を変え、お子さんがうまくおっぱいを吸えれば改善します。


お母さん側の要因は、乳房マッサージや適切な栄養・水分摂取で改善を期待できます。

乳汁分泌不全にプラセンタ注射は有効?

プラセンタとは

人の胎盤から作られたお薬です。


胎盤の役割

妊娠中は胎盤と赤ちゃんがへその緒で繋がっていて、胎盤が栄養や水分を赤ちゃんに届けます


プラセンタの効果

胎盤の役割をみてわかるように、ひとの細胞の成長を助けたり、活性化する効果があると考えられています。


乳汁分泌を促進する効果があるといわれ、保険適用でプラセンタ治療を行っている病院もあります。

その他にも、更年期障害の治療、美容のために使用されることがあります。

妊娠や出産にはトラブルがつきものです。


  • 他の病気がみつかったら
  • 帝王切開になってしまったら
  • 妊娠糖尿病になってしまったら

と不安になってしまいませんか?


妊娠や出産を考える際にはあらかじめ女性保険に加入することをおすすめします。


妊娠や出産のトラブルだけでなく、女性特有の疾患について保証を手厚くできます。


保険加入を考えるのであれば、保険の専門家に相談して、自分にぴったりの保険選びをお手伝いしてもらってはいかがでしょう。


マネーキャリアなら無料保険の専門家に相談ができるのでおすすめです。

オンラインで気軽に相談できるのでぜひご活用ください。

授乳期間以外に乳汁分泌がある、乳汁漏出症とは


乳汁漏出症とは、出産後の授乳期でないにもかかわらず、乳汁分泌がみられる状態です。

男性にも乳汁分泌や、女性のような乳房の膨らみがみられます。


授乳中の乳汁産生のメカニズムはすでにお伝えしましたが、プロラクチンとよばれるホルモンが関わります。

脳の下垂体で分泌量を調整して分泌し、乳汁を作り出す命令を出します。


つまり

  • 乳首の吸てつ
  • 乳頭が吸てつを感知
  • 乳首の刺激を下垂体が感知してプロラクチンを分泌
  • 乳腺で乳汁産生

のサイクルを繰り返します。


下垂体は脳の中にあり、ホルモンの量の感知したり、ホルモンの分泌分泌量を調整する役割を担います。


実は下垂体でプロラクチンを多く作りすぎてしまうことが、乳汁漏出症の発症の原因になることが多いため、詳しく説明していきます。


プロラクチンには排卵を抑制する作用があり、授乳期ではないのに乳汁分泌に関わるホルモンが分泌されると、不妊の原因となります。


またプロラクチンは男性にも存在し、男性にも女性と同様の症状が現れるのですが、男性の生殖機能に影響を及ぼすので、男性の不妊の原因となります。


赤ちゃんが生まれて母乳が出るのは正常ですが、授乳期以外で母乳が出るのは、病気の可能性があります。 

乳汁漏出症の原因

病気が原因で乳汁漏出が起こるのが一般的ですが、病気がなくても自然に起きる生理的変化である場合もあります。


病気

  1. 脳下垂体の腺腫
  2. 甲状腺の機能の低下
  3. 薬の副反応

で乳汁漏出が起きます。

  • プロラクチン産生下垂体腫瘍

プロラクチノーマともよばれ、乳汁漏出の原因で最も多く、良性の腫瘍が脳下垂体にでき、プロラクチンが多く出る状態が持続します。

  • 甲状腺機能低下症

何らかの理由で甲状腺の機能が低下する病気です。

甲状腺の機能が低下すれば、脳下垂体でホルモンを出すように命令を出すホルモンが出ますが、一緒にプロラクチンに出てしまい、過剰となります。

  • 薬の副作用

血圧を下げるお薬や、精神科のお薬、胃薬の内服の副作用でプロラクチンが出すぎてしまいます。


生理的な変化

ホルモンバランスが崩れれば病気がなくてもプロラクチンが多く出過ぎてしまい、乳汁漏出が起きます。

ホルモンバランスが崩れる原因はストレスと考えられており、精神的ストレスだけでなく、過度な運動などの身体的ストレスでも起きます。


ストレスのかかりすぎは、ホルモンのバランスが乱れるばかりでなく、精神的にも肉体的にも良いことではありません。


そもそもホルモンは日頃から女性の体に大きな影響を及ぼし、月経・妊娠・出産・授乳に関わります。

その量は性周期によって大きく変動するため、ホルモンのバランスは簡単に崩れたり、変動します。


検査の結果、原因が病気でなければ自然に起こる生理的な変化です。 

生理的な原因なら、自然治癒の可能性が高い

生理的な変化

病気はないのに、正常とは違う変化が起こることとを生理的な変化といいます。

例えば、加齢による変化が該当します。

年齢を重ねると、身体や精神の生理的な変化に伴い病気にかかりやすくなります。 


乳汁漏出症が生理的な変化が原因といわれたら

先ほどもお伝えしましたが、その原因はホルモンバランスの乱れです。

ホルモンのバランスは病気がなくても容易に乱れます。

ホルモンバランスが乱れる原因

  1. 生活習慣
  2. ダイエット
  3. ストレス

などが原因です。


  • 生活習慣

寝不足や、食事運動などの日々の生活習慣が乱れることはないでしょうか?


 忙しくてつい忘れてしまいがちですが、生活習慣の乱れは、ホルモンのバランスが崩れるばかりでなく、生活習慣病などの病気のリスクも高くなります。


  • ダイエット

過度なダイエットは体に負担がかかってしまいます。

特に女性には妊娠するための機能が備わっていることから、体重減少が過ぎると月経が止まってしまうこともあります。


ホルモンバランスが崩れて、乳汁漏出症の症状が出ているのであれば、体からのSOSだと考え、ご自身の生活習慣を見直したり、体を休めてみましょう。


ホルモンのバランスが整えば、自然に症状が改善することがあります。

甲状腺機能低下など病的な原因は、治療が必要になる事も

病気が原因のときはそれぞれ治療が異なります。

脳下垂体の腺腫

ドーパミンのお薬か、腫瘍を切り取る手術が行われます。
腫瘍自体がプロラクチンを産生をしてしまうため、腫瘍がなくなれば症状が改善します。

甲状腺の機能の低下

甲状腺のホルモンを補充すれば、ホルモンを出すように命令するホルモンを出す必要がないので、プロラクチンも出過ぎなくなり症状の改善が期待できます。

薬の副反応

原因となっているお薬の中止・減量・変更でプロラクチンが正常に戻れば症状の改善が期待できます。

プロラクチンとドーパミンの関係

ドーパミンは活性化を促す作用がある物質ですが、この物質がプロラクチンの分泌を抑える効果があります。
そのためドーパミンを抑えるようなお薬の内服をしていれば、乳汁漏出が起こっても不思議はありません。

またドーパミンの補充で、プロラクチンを抑制できる効果を期待できるため、治療に用いられます。

乳汁漏出症の症状

女性と男性で異なる症状と、共通の症状があります。

主に性機能に関連する症状が多いですが、視野が狭くなるなど脳の神経症状がみられることもあります。


女性

  1. 月経不順
  2. 膣の乾燥

男性

  1. 性欲減退
  2. 勃起不全

共通

  1. 頭痛
  2. 目の見えにくさ

原因の病気により異なりますが、乳汁漏出症のみが症状として現れる方もいます。


  • 月経不順

プロラクチンが多くなると、排卵が起きにくくなるため、月経がなくなったり、不規則になります。


  • 膣の乾燥

腫瘍があると女性ホルモンの量が減って、乾燥が起こり、性交痛がみられることがあります。 


  • 性欲減退

腫瘍がある男性は、性に無関心になるといわれています。


  • 勃起不全

性に無関心になれば、性機能がうまくはたらきません。


  • 頭痛・目の見えにくさ

腫瘍が大きいと出現します。

下垂体の腫瘍が大きくなって他の神経を押したり、潰したりしてしまうことが原因です。

頭痛や目の見えにくさがあるくらい大きな腫瘍であれば、手術で切り取る必要があります。 


プロラクチンが多くなることで性機能に障害が出ることが多く、不妊の原因になってしまいます。

男性にとってもですが、特に妊娠を望む女性は、早期に受診治療を行うことをおすすめします。 

乳汁漏出症の診断と検査方法

問診・血液検査・画像で診断が行われます。


問診

  • 月経の有無や周期
  • 内服しているお薬
  • 性欲の有無

などが聞かれます。


血液検査

  • プロラクチン
  • 甲状腺のホルモン
  • 下垂体のホルモン
  • 女性ホルモン

の多さが血液の検査でわかります。


画像検査

  • MRI
  • CT

脳下垂体の腫瘍の有無を画像をみて判断します。

画像診断でも映らないほど小さい腫瘍があることもあります。



プロラクチンが多く出過ぎるようなお薬や、ドーパミンを抑えるようなお薬を内服しているときはお薬の副反応で症状が出ている可能性があると判断されます。


甲状腺のホルモンが少なければ、甲状腺機能低下に伴う症状であると判断されます。


問診・血液検査・画像検査の結果をみて、総合的にお医者さんが診断をしますが、血液検査でプロラクチンがとても多ければ腫瘍があることが考えられます。

乳汁漏出症の治療方法

治療の目標は原因の除去性機能の回復ですが、性機能については年齢や妊娠の希望の有無によって治療の必要がないと判断されることがあります。


生理的な変化で乳汁漏出症が起きている場合は、ホルモンのバランスが崩れていることが原因と考えられるため、ホルモンバランスを整える必要があります。

ホルモンバランスを整えるには

  • 生活習慣の見直し
  • 休息
  • 無理なダイエットの中止

などを行いましょう。


病的な原因がある場合は、その疾患に応じて

  • 脳下垂体の腫瘍 内服治療か腫瘍が大きい場合は手術
  • 甲状腺機能の低下 甲状腺ホルモンの補充
  • 薬の副作用 内服しているお薬の中止・減量・変更

で治療が行われます。

まとめ

今回は正常・異常な乳汁分泌についてお伝えしましたが、いかがでしたか?


この記事のポイントは

  • 乳汁分泌にはプロラクチンとよばれるホルモンが関わる
  • 出産後以外に乳汁分泌があるのは異常で、その多くは病気が原因で起きる
  • 乳汁漏出症の原因で多いのは、脳下垂体の腫瘍
  • 乳汁漏出が生活習慣などホルモンバランスの乱れで起きることがある
  • 乳汁漏出の多くは不妊に関連する
  • 乳汁漏出症は原因の病気に合わせた治療が必要

でした。


症状があるなら乳がん検診などを受ける際に、相談してみるのが良いです。


ほけんROOMでは他にも、女性特有の病気や女性保険に関する役立つ記事をたくさん掲載していますので、ぜひご覧ください。

ランキング