関節リウマチの症状や治療法は?関節リウマチと間違えやすい病気も

内容をまとめると

  • 初期症状は指のこわばりや指関節の腫れだが、進行すると症状が全身に及ぶこともある
  • 自己免疫疾患の一つで、自分で自分の軟骨や骨を破壊してしまう病気
  • 治療は薬物療法・手術・リハビリテーションを組み合わせて行う
  • 高額な医療費を補うために、医療費控除・高額療養費制度・付加給付・傷病手当金などが利用可能
  • 関節リウマチの診断後は保険に入りにくくなってしまうが、引受基準緩和型や無選択型を選ぶことで加入することができる
  • 似た症状の病気には、細菌感染による関節炎・痛風・加齢に伴う変形性関節症・更年期障害などがある
  • 出産や女性特有の病気に関するお金のことで少しでも不安や疑問があるならマネーキャリアのFP相談を利用するのがおすすめ!
  • マネーキャリアなら何度でも無料で、スマホ1つで気軽に予約から相談が可能!相談場所も47都道府県対応可能!
  • マネーキャリア顧客満足度93%だから安心して利用できる!
マネーキャリアについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関節リウマチの症状や治療法は?関節リウマチと間違えやすい病気も


朝起きたら手が動かしにくい、こわばっていると感じる方は注意が必要です。「関節リウマチ」になっている可能性があります。


しかし、多くの場合寝起きに少しの間手指のこわばりなどの症状が出るだけのため、病院を受診しようと考える方は少ないかもしれません。そのまま放置しておけば治ることはある病気なのでしょうか?


どのような症状が出るのか、また治療法なども気になりますよね。放置しておくことで起こる症状についても知っておきたいポイントです。


ここでは関節リウマチについて、

  • 症状やメカニズム
  • 治療方法
  • 利用できる医療費支援制度
  • 関節リウマチを発症しても保険への加入に影響はないのか?
  • 症状が似ている病気

についてご紹介します。


この記事をお読みいただければ、関節リウマチについて、基本的な特徴から保険加入時の影響などについてもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

妊娠中の疾患・女性特有の病名一覧

30~50歳代の女性に多い関節リウマチとは

朝起きたときの指のこわばりなど、ちょっとした変化から気付くことの多い関節リウマチ。初期症状があまり激しくないことから、すぐに病院で診てもらおう、と考える方は少ないかもしれません。


しかし、関節リウマチは関節破壊につながる恐ろしい病気です。


以前は症状の進行が緩やかな病気であると考えられていましたが、近年では早期から関節破壊が始まっていることが分かり、早期発見・早期治療が好ましい病気です。


女性に多く発症する傾向にあり、好発年齢は30~50代です。全国に70~80万人もの患者がいると言われています。


以下では、

  • 症状
  • メカニズム

についてご紹介します。

関節リウマチはどのような症状?

初期症状として見られのは

  • 指のこわばり
  • 指関節の腫れ

などですが、微熱だるさ食欲不振などの症状が表れることもあります。


関節リウマチの症状はこれだけではありません。放置しておくと全身に症状が出ることもあるのです。


各所の関節に症状が出ることはもちろん関節以外でも異常が発現し、

  • 目:上強膜炎・ぶどう膜炎
  • 心臓:心筋梗塞・心不全
  • 肺:間質性肺炎・肺線維症・胸膜炎
  • 腎臓:腎不全
  • 腸:腸管膜動脈血栓症

などがあります。さらに悪性リンパ腫との関係があることも研究が進んでいます。(参考:リウマチと悪性腫瘍の関係


よく起こる合併症として骨粗しょう症なども挙げられます。合併症を防ぐためにもカルシウムの多いヨーグルトや青魚などを食べると良いと言われています。


初期症状を気にせずに放置してしまうとどんどん進行してしまいます。気づいた時点で治療を開始できるよう、初期症状に気付いた際には病院で診断を受けるようにしましょう。

関節リウマチが起こるメカニズム

関節リウマチが起こるメカニズム、病態生理について解説していきます。


関節リウマチは自己免疫疾患の一つです。免疫機能によって自分の体を傷つけてしまっている状態です。


免疫機能が働くことで関節に炎症が起こります。その後炎症の範囲が広がっていき、軟骨やじん帯を破壊していくことになります。さらに進行した場合には骨の破壊などが引き起こされます。


炎症を起こす際に生産されるのが「サイトカイン」で、これが生産されることで炎症がさらに悪化する上に、血液に乗って全身へと渡ってしまいます。


そのため、全身で様々な症状が出てしまうのです。


関節以外の症状である間質性肺炎などの肺に関する合併症や感染症は、治療が遅れると危険なものもあります。

関節リウマチの治療法


昔は関節リウマチに対する有効な治療方法が見つかっていなかったため、寝たきりになってしまう病気や寿命が短くなってしまう病気などと言われていることもありました。


しかし最近では医療技術も発展してきており、新しい薬剤も開発されています。特に生物学的製剤が開発されたことで、劇的な効果が得られています。


ただし、関節リウマチを「完治」させる手段はまだなく、「寛解」(完治まではいかないが病状が治まっている状態)が目標です。


治療方法としては、

  • 薬物療法
  • 手術
  • リハビリテーション

などが行われ、場合によってはいくつかの方法を組み合わせて行われます。


以下ではそれぞれの治療方法について解説します。

薬物療法

関節リウマチで利用される薬は一種類ではなく、複数あります。それぞれの病状などに合わせていくつか組み合わせて使用していきます。

抗リウマチ薬(DMARDs)

関節リウマチの治療薬として以前から利用されていた薬です。効果が出るまでに時間がかかることから、「遅効性抗リウマチ薬」と呼ばれることもあります。早期から投与を開始することで効果の高い治療薬です。

生物学的製剤

科学的に生成する薬ではなく、生物が作る物質(バイオテクノロジー)を利用して生成された薬です。劇的な効果がある一方、感染症などに注意が必要となります。また、場合によってはアレルギー反応が起こり、アナフィラキシーショックが起こることもあります。

JAK阻害剤

免疫機能が働く際に出されるサイトカインが伝達されるときに必要なのがJAKという酵素です。このJAKの働きを阻害することで、炎症を抑える薬です。他のリウマチ用の治療薬であまり効果が出なかった際に利用されることが多い薬です。

非ステロイド系抗炎症薬

炎症がひどい時、納まらないときなどに利用される薬です。炎症を抑えるだけなので、関節破壊を抑える効果は期待できません

ステロイド

1948年から関節リウマチの治療薬として利用されてきた強力な薬。しかし、副作用が大きいことが分かってきたため、短期間の使用に限られている。

手術療法

薬剤のみでは腫れや痛みが改善しない場合などには手術が行われることもあります。

滑膜切除術

関節リウマチで痛みの原因となる部位に「滑膜」があります。腫れて炎症を起こしている状態の滑膜を除去し、痛みを緩和する方法です。以前は頻繁に行われていましたが、最近では早期治療が定着してきたため、あまり行われない手術です。

人工関節置換術

名前の通り、関節を人工関節と交換する手術です。歩行困難などの場合でも手術を行うことで歩くことが可能となります。膝や股関節、手首、かた、肘など様々な部位に対応しています。

関節固定術

人工関節置換術などができない場合に行う手術で、関節を固定してしまう手術です。特に頸椎で発症しているときに起こることのある突然死を防ぐ方法です。固定してしまう事で神経の圧迫を防ぎます。


最近では早期治療が主流となりましたが、それでも薬の効果が得られずに悪化してしまう場合や、病院の受診自体が遅く治療開始が遅れてしまう場合もあります。このようなときには手術も必要になってきます。

理学療法・リハビリテーション

たとえ薬で症状が改善されても、完治することは難しいのが関節リウマチです。日ごろからリハビリテーション理学療法を利用することで、関節の可動域を広げたり痛みを緩和させることができます

運動療法

運動をすることで血液の流れを良くし、こわばりなどを改善することができます。また、徐々に痛みも緩和されていきます。毎日無理のない範囲で続けることで、関節が固まることを防ぐ効果も期待できます。

  • 手指:手をグーパーさせる、それぞれの指と親指で輪を作る、スポンジなどを握ったり開いた入りする
  • 足:座った状態で足を交互に持ち上げる、座った状態で膝を伸ばしたり曲げたりする
  • 首:前後左右に傾ける、左右に回す、肩を前後・上下に動かす、肩を回す

などで関節を動かします。

温熱療法

傷む部位を温めることで痛みを緩和させます。ホットパックを利用することができれば簡単に温められますが、無い場合には蒸しタオルなどを利用して温めましょう。


ただし、温めるのは慢性の場合です。炎症を起こしている真っ最中で患部が熱を持っているような場合には冷やすこともあります。

関節リウマチの方が利用できる医療費支援制度

関節リウマチは完治することの難しい病気のため、一度発症してしまうと長期に渡って治療が必要な場合もあります。特に生物学的製剤を使用する場合には薬代が高額になってしまう事も多く見られます。


さらに症状の進行度合いによっては手術などが必要になります。手術や長期の治療の際に気になるのが「治療費」です。


少しでも金銭的な負担を減らしたいと考えますが、民間保険以外で利用できるものがあるのか知っておきたいですよね。


医療費支援制度としては、

  • 医療費控除
  • 高額療養費制度
  • 付加給付
  • 傷病手当金

などが利用することができます。


医療費控除は医療費(交通費含む)が一定額以上になった際に、所得控除が受けられる制度です。最高で200万円までの控除が受けられますが、金額は

(支払った総医療費-医療保険などで保障された金額)-10万円

で算出されます。


高額療養費制度は1ヶ月に支払う医療費が一定額以上になると、超えた分が戻ってくる制度です。69歳以下の一般的な所得の方はだいたい8万100円が上限となるため、これを超える場合には医療費が戻ってくることになります。(参考:全国健康保険協会・高額療養費制度の所得区分


付加給付はそれぞれの健康保険組合独自の制度です。加入している健康保険組合によってはある場合と無い場合があります。高額療養費制度によって医療費の負担が減りますが、付加給付が利用できればさらに低い自己負担で済むことになります。


しばらく会社を休む必要が出てしまった際には、傷病手当金も利用ができます。給料の2/3程度が支給される制度です。休む日数が3日以上の場合から利用が可能ですが、支給されるのは最長で1年半ほどになるため、利用する際にはいつまでが支給対象日なのかなどをしっかりと確認するようにしましょう。


ここまでは治療を行う際に利用できる公的医療保険をご紹介しましたが、なかには通常の生活がおくれないほどの症状が出てしまう場合もあります。そのような場合には、

  • 介護保険制度
  • 身体障害者手帳
  • 障害者総合支援法のサービス
  • 重度心身障害者医療費助成制度
  • 障害年金
  • 指定難病

などの制度が利用できる可能性があります。


お住まいの市区町村や症状の度合いによって利用できるかどうかが変わりますが、一度利用を検討してみてはいかがでしょか?

関節リウマチは保険に入りづらい?


関節リウマチは思っているよりも恐ろしい病気です。症状が進行してしまうと通常の生活が送れなくなってしまう可能性もあります。


さらに「完治」することが難しい病気のため、一生付き合っていく病気とも言えます。


民間の医療保険に加入していれば治療費などの負担は減るかもしれませんが、入っていなかった場合は新たに加入を考えるかもしれません。


しかし、関節リウマチを発症してしまうと保険に入りづらくなってしまいます。通常の保険へ加入できることもありますが、関節リウマチに関する病気の治療に対しては保障外などの条件が付いてしまいます。


他の病気に備えることを考えれば加入できるだけでもありがたいかもしれませんが、なかには加入自体を断られてしまうケースもあります。


通常の保険に加入できない場合には、

  • 引受緩和型
  • 無選択型

ならば加入する事が可能です。


それぞれの保険について解説していきます。

告知の緩い引受基準緩和型保険

関節リウマチでも加入しやすいのが引受基準緩和型保険です。


最大のメリットが告知の内容が「ゆるい」ということです。持病をお持ちの方でも加入しやすいというメリットがあるのです。


持病があっても加入しやすいため、関節リウマチの方でも加入できる可能性が高くなります。


しかし、

  • 保険料が高い
  • 保険金が減額される期間がある

などのデメリットもあるため、選ぶ際にはこれらをしっかりと調べる必要があります。


特に保険金額が減額されるのは「支払削減期間」と呼ばれる仕組みで、減少額や期間は商品ごとに設定されています。なかには設定されていない商品もあるため、引受基準緩和型を選ぶ際には注目しておきたいポイントの一つです。


もっと引受基準緩和型保険について知りたい、という方は、以下の記事を参考にすることをおすすめします。

告知のほとんどない無選択型保険

上記の保険が無理だった場合にたどり着くのが無選択型保険です。「無告知」の保険です。


普通保険契約時には「告知」をし、今までの既往歴などを申告しなくてはいけません。関節リウマチなどの病気を発症していると加入できなくなってしまいます。


しかし無告知ならば発症していても入ることができるのです。


ただし、加入前にはしっかりと知っておきたいことも多くあり、

  • 保険料が高額
  • 保険金(保障額)が低い

などの欠点があります。


「誰でも入れる=持病の方が多い」とも言えるため、利用する方が多くなることが最初から予想ができます。そのため保険料はかなり高額です。


保険金も少なく、保険料とのバランスを考えると加入を躊躇してしまう方も多いかもしれません。


しかし、「無告知」を天秤にかけると検討する価値のある保険と言えるのです。


この保険についてさらに詳しく調べたいという方は、以下の記事もおすすめです。

通常の保険でも入れることもあるので、まずは保険相談!

関節リウマチでも入りやすい保険として、健康な方以外でも入れる保険をご紹介しましたが、必ず通常の保険の審査に通らないわけではありません。


条件が付くことも多々ありますが、種類や商品によっては通常の保険に入れることもあるのです。


しかし、健康な方に比べると選ぶこと自体が難しくなってしまいます。保険によって付けられる条件も違いますし、何よりまずは入れる保険を探さなくてはいけません。一つ一つ確認するのはかなり大変な作業となってしまいます。


このような手間の掛かる作業をしてまで保険に加入することを考えると、諦めて無選択などを契約した方が手っ取り早いと考えてしまうかもしれません。しかし、無選択型はデメリットが大きく、あまりおすすめができないのです。


このように、保険に関することで手伝いが必要な場合は保険相談を利用してみましょう。


マネーキャリアでも保険相談が可能です。無料で保険のプロに相談することができます。

関節リウマチを隠して保険に入っても良い?

関節リウマチの症状があまり無い方などは、黙っていれば通常の保険へ加入できる、と考えるかもしれません。


確かに病気のことを隠したまま加入することはできます。しかしこれは「告知義務違反」として罰則の対象です。


加入時には告知について調査することはあまり無いため、加入するときには特に問題は起きないかもしれません。しかし、請求時には申告した内容にうそが無いか、調査が行われるのです。


症状が軽いと言っても病院へ通って診断されていればカルテにそのことが記載されているため、保険会社にはばれてしまう事になるのです。


告知義務違反となると、

  • 保険金が支給されない
  • 契約解除

などの対処がされます。病気を隠すことはおすすめできません


告知義務違反についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関節リウマチに似た症状が出る病気

関節リウマチでは手指のこわばりなどの初期症状で病院を受診する方もいらっしゃると思いますが、実はこのような症状が出るのは関節リウマチだけではありません。

  • 細菌感染による関節炎
  • 痛風
  • 加齢に伴う変形性関節症
  • 更年期障害

などでも似たような症状が出るため、判断が難しいと言われています。


関節リウマチの判断基準としては、関節リウマチ分類基準が利用されています。


腫脹・圧痛のある関節数

種類・数点数
大関節・1ヶ所0
大関節・2~10ヶ所1
小関節・1~3ヶ所2
小関節・4~10ヶ所3
小関節を含む11ヶ所以上5
自己抗体
RF・抗CCP抗体の陰・陽性点数
両方とも陰性0
どちらかが弱陽性2
どちらかが強陽性3
炎症反応
CRP・血沈の反応点数
両方正常0
どちらか異常高値1
罹病期間
期間点数
6週未満0
6週以上1
これらの点数表で6点以上となった際には関節リウマチと診断されることになります。

しかし、これらの診断は病院で行わないと正確な判断ができません。自己判断はせずに疑わしい症状がみられる場合は確実に病院を受診するようにしてください。

まとめ


いかがでしたか?ここでは関節リウマチについてご紹介しました。


この記事のポイントは、

  • 初期症状は指のこわばりや指関節の腫れだが、進行すると症状が全身に及ぶこともある
  • 自己免疫疾患の一つで、自分で自分の軟骨や骨を破壊してしまう病気
  • 治療は薬物療法・手術・リハビリテーションを組み合わせて行う
  • 高額な医療費を補うために、医療費控除・高額療養費制度・付加給付・傷病手当金などが利用可能
  • 関節リウマチの診断後は保険に入りにくくなってしまうが、引受基準緩和型や無選択型を選ぶことで加入することができる
  • 似た症状の病気には、細菌感染による関節炎・痛風・加齢に伴う変形性関節症・更年期障害などがある

です。


初期症状が手指のこわばりなどのため、あまり気にせずに生活を続けてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、関節リウマチは症状が全身に出てしまう事もあるとても危険な病気です。


早期発見・早期治療を行うことで症状の進行を抑えることができるため、異常に気付いたときには早めに病院で診察を受けるようにしてください。


ほけんROOMでは他にも女性保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

ランキング