感染者数増加中のトリコモナス感染症とは?検査から治療の費用は?

世界一感染者の多い性感染症であるトリコモナス。トリコモナスは自然治癒がほとんどない病気です。そのため検査や治療が必要ですが、果たして保険は適用されるのでしょうか。そんなトリコモナス感染症に関して、症状や保険適用前後の費用を解説します。

感染者数増加中のトリコモナス感染症とは?検査から治療の費用は?


トリコモナス世界で最も多い性感染症です。


トリコモナスは感染力が非常に強く、性行為ではもちろんのこと、日常生活の中でも感染のリスクがあります。


そのため知らず知らずのうちに、感染を広げてしまっているかもしれません。


本記事では主に、


  • トリコモナスとはどんな病気?
  • トリコモナスは自然治癒する?
  • トリコモナスの治療は保険適用でどのくらい?


以上について解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。


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トリコモナスとはどんな病気?


トリコモナスは「原虫」という寄生虫が原因で起きる感染症です。


主な感染経路は性行為ですが、タオルや浴槽などからも感染します。 


よって性行為をしたことのない人や子供であっても、感染のリスクが生じます。


それでは具体的にどのような症状があるのでしょうか。 


この章では、


  • 男女別の症状
  • 男女別の検査方法

    
 


を解説します。


症状を見逃して感染を広げないためにも、チェックしてみてください。

トリコモナスに感染した場合の男女別の症状

トリコモナスは、男女共に感染の可能性がある病気です。


女性の場合は「トリコモナス膣炎」、男性の場合は「トリコモナス感染症」と呼びます。


それぞれどのような症状があるか解説します。


女性に起きる症状


女性のトリコモナス膣炎には、


  • 泡状のおりものが増える(黄色・黄緑色)
  • 強いにおいのおりもの
  • 外陰部や膣の痒み・痛み


といった症状があります。


尿道に感染した場合は、膀胱炎になる可能性もあります。


多くの場合はおりもの異常で気づくため、比較的早期発見がしやすいです。


しかし中にはおりもの異常が発生しないケースもあり、その結果気づかずに感染を拡大させてしまう可能性があります。


またトリコモナスは膣以外の周辺の臓器にも感染し、l放置すると不妊症や早産、卵管炎などのリスクが高まります。


そのため早期の治療が大切です。


治療は投薬のみですので、保険適用であれば比較的安価で済ませることができます。


男性に起きる症状


男性のトリコモナス感染症には、

  • 尿道から膿が出る
  • 排尿時に軽い痛み

といった症状があります。

男性も治療は投薬で行います。

なお男性の場合早期のうちは、症状を感じないことが多いです。

そのためせっかくパートナーの女性が治療しても、男性がトリコモナスを有したままで、再感染する可能性があります。

女性がトリコモナスだと発覚した際は、必ず男性も検査を受けましょう。

ただし自覚症状がなく感染も確認できない場合は、保険適用外になる可能性があるため注意してください。

トリコモナスの検査方法

トリコモナスの検査方法は男女で異なります。


それぞれの検査方法を解説します。

 


女性の検査方法


 


女性の場合は膣分泌検査を行います。

 


基本的には感染機会があった直後から検査可能です。

 


検査では膣分泌を採取し、顕微鏡や培養を行って原虫を確認します。

 


男性の検査方法 


男性の場合、基本的には尿検査を行います。 


ただし排尿時に原虫が排出されてしまっている可能性があるため、女性と比べると検査の精度は低いです。 


そのためパートナーが感染していると発覚した場合は、検査結果に関わらず治療を行った方が良いでしょう。 


DNA検査もおすすめ


培養による検査は、原虫が死んでしまっていると確認が難しいです。 


しかしDNA検査を行うと、原虫の生死に関わらず、「原虫が存在した」という痕跡を見つけることができます。 


よってトリコモナスの感染を確認しやすいことはもちろん、郵送などの手段で検査をすることも可能です。 


病院に行くのが難しい人や、恥ずかしいと感じる人は、DNA検査も検討してみましょう。


なお紹介した検査はいずれも保険適用の場合と、自由診療(保険適用外)になる場合があります。


保険適用と自由診療で費用が大幅に異なるため、自分のケースはどちらに該当するか、検査前に確認しておきましょう。

トリコモナスは自然治癒しないので注意が必要!


トリコモナスが自然治癒することはほとんどありません。

 


よって痒みやおりもの異常などを感じた場合は、必ず病院で検査を受けましょう。

 


万が一放置してしまうと、女性の場合は

 


  • 不妊症 
  • 早産 
  • 卵管炎 
  • 子宮内膜炎

    
 


などのリスクが高まります。

 


また男性の場合は尿道だけでなく前立腺や精嚢まで感染が広がる可能性があります。

 


悪化するとこちらも不妊症のリスクが高まりますので注意しましょう。

 


ただし男性の場合は初期の自覚症状がほとんどないため、気づかずに放置をしてしまう可能性が高いです。

 


そのためパートナーへの感染を確認したら、必ず男性も検査・治療を受けるようにしましょう。

 


トリコモナスは自然治癒ができない以上、発覚次第できる限り早く治療を受けることが大切です。

 


予防方法として最も有効なのは性行為を行わないことですが、これはあまり現実的ではありません。

 


少なくとも、

 


  • コンドームの使用 
  • タオルを共有しない 
  • お風呂に一緒に入るのを避ける


といったことを意識することで、最低限の予防が可能です。


少しでも不安がある場合は、保険適用外になりますが自由診療で検査を受けることもできます。


ぜひ検討してみてください。

トリコモナスの治療にかかる費用は保険適用でどのくらい?


トリコモナスを含め、基本的に性感染症は治療を目的とした場合でしか保険が適用されません。


そのため


  • 罹患の可能性が知りたい
  • ブライダルチェックとして検査したい


といった場合には、自由診療(保険適用外)になってしまいます。


反対に何かしらの自覚症状があり、治療したい場合は保険適用です。


自由診療でかかるおおよその金額は次の通りです。


金額
診察料3,000〜5,000円
検査代3,000〜5,000円
薬代3,000円〜


ただし自由診療の場合は病院によって料金が大きく異なりますので、詳しくはお近くの病院に確認しましょう。


保険適用の場合は上記の金額から、3割負担になります。


トリコモナスは性感染症のため、保険を利用したことで周りに知られるのを避けたい人もいるのではないでしょうか。


その場合は保険を利用せず自由診療を行うことが可能です。


保険を利用する場合は、会社や近親者に知られる可能性があります。


一方自由診療は保険を利用しないことから、周りに秘密にしたまま検査が受けられます。


そのためトリコモナスの治療時に匿名性を重視したい場合は、自由診療がおすすめです。

参考:性病の感染者の中で1番多いトリコモナス感染症


世界保健機関(WHO)の調査によると、毎年推定3億5700万人が、トリコモナス・クラミジア・梅毒・淋菌のいずれかに感染しているとされています。 


その中でも最も多いのがトリコモナスです。


トリコモナスは性行為だけでなく、お風呂やトイレなど日常生活の中でも感染の可能性があります。


よって性行為の経験の有無に関わらず感染します。


また潜伏期間は人によってまちまちです。


早い人であれば1週間程度で症状が現れますが、半年以上経ってからようやく症状が出る人もいます。


そのため知らず知らずのうちに感染を広げてしまうのです。


感染拡大を防ぐためには、


  • 正しいコンドームの着用
  • タオルを共有しない
  • お風呂に一緒に入るのを避ける 



といった予防を行うことが大切です。


子供を考え中のカップルの場合、放置してしまうと不妊症や早産、最悪の場合流産などのリスクがあります。


そのため自分に自覚症状が現れた場合は、速やかにパートナーにも伝えてあげましょう。

まとめ


トリコモナスの症状や保険適用後の費用について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。


最後に本記事の内容をまとめます。


  • トリコモナスは原虫が引き起こす。
  • 性行為だけでなく、日常生活の中でも感染リスクがある。
  • 男性の場合は自覚症状が少ないため、注意が必要。
  • 検査には保険適用と自由診療がある。
  • 保険適用となるのは治療目的の場合のみ。
  • トリコモナスは世界一多い性感染症。

感染しないためには日頃からの予防が大切です。

感染をしているか心配な人は、保険適用外にはなりますが、自由診療も検討してみましょう。

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