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2017年流行語大賞「インスタ映え」「忖度」についての知識と教養

2017年の流行語大賞に「インスタ映え」「忖度」が決定しました。たかが流行語大賞とはいえ、これらは2017年の世相を表す重要なキーワードです。この2語の使い方とそれにまつわる知識・教養について、さまざまな視点から考察していきます。

2017年の流行語・年間大賞はこの2語に決定!「インスタ映え」「忖度」

2017年の流行語大賞は「インスタ映え」「忖度」に決定しました。

Instagram(インスタグラム)は、無料の写真共有アプリケーション。

日本では「インスタ」とも呼ばれています。


流行語大賞の一つ「インスタ映え」とは、

インスタに投稿した写真の見映えがいい・おしゃれに見えるという意味で用いられる表現で、

「インスタ」と「写真映え」を合わせた造語です。


もう一つの流行語大賞である「忖度」は「そんたく」と読みます。

2017年に世間を沸かせた国有地格安払い下げ問題、「森友学園問題」の中で

籠池泰典理事長の発言にあった言葉です。 


今回はこの二つの言葉について、さまざまな方向から掘り下げていきたいと思います。 


そのほかの2017年ノミネートされた流行語大賞

ところで、「インスタ映え」「忖度」以外には

どんな言葉が2017年流行語大賞の候補となったのでしょう? 


以下の28語がノミネートされ、惜しくも大賞を逃しました。 


アウフヘーベン、うつヌケ、うんこ漢字ドリル、炎上◯◯、AIスピーカー、9.98(10秒の壁)、共謀罪、GINZA SIX、空前絶後の、けものフレンズ、35億、Jアラート、人生100年時代、睡眠負債、線状降水帯、ちーがーうーだーろー!、刀剣乱舞、働き方改革、ハンドスピナー、ひふみん、フェイクニュース、藤井フィーバー、プレミアムフライデー、ポスト真実、魔の2回生、◯◯ファースト、ユーチューバー、ワンオペ育児


自然発生した若者の流行語というより、著名人の発言と

2017年に話題となった事象・SNSから発祥した言葉が多かったようです。

2017年流行語大賞になった「忖度」がいまいちわかりづらい

ところで、 この「忖度」って一体どういう意味なのでしょう。

本来の意味はシンプルに「他人の気持ちをおしはかること」であり、

それ以上でも以下でもありません。


しかしこの忖度、現代ではその意味が少し変わってきているようなんです。


まずここ十数年で、「上役の意向を推察して便宜を図る」という使い方が増えました。

上の者に気に入られようとおべっかを使う、

媚びへつらうというニュアンスが加わったのです。 


何か悪事をやらかした人が、

「自分は気を使って空気を読んだんだ」というような

相手に責任を転嫁するズルい意図が含まれている。それが現代風の「忖度」です。


そして2017年、件の森友学園問題が発生します。

森友学園の前理事長だった籠池氏は、国有地の売買や値下げについて

「安倍総理や昭恵夫人の直接の口利きはあったのか?」との質問に対し

「直接ではなかったが忖度があったと思う」と答えました。

これが世間で話題となり、一気に「忖度」という言葉がブレイクしました。


その後、忖度はネット上などで独自の進化をとげます。

もともとは「彼の気持ちを忖度する」という使い方であったのが、

「彼に忖度する」というように

現在は「~に気を遣う」というような使われ方もされています。


「KY(空気が読めない)」という言葉が、

2007年の流行語大賞にエントリーされたのを覚えているでしょうか。

10年を経て、2017年の流行語大賞となった「忖度」もこのKY同様、

空気を読むことを何より重視する現代人の感覚にフィットしたのでしょう。


また、「上の者にへつらう」という自らの小ずるさに対するシニカルな自虐感も 

現代の嗜好に合っているのかもしれませんね。

「忖度」は時流に乗って自由に羽ばたき、今回の大賞受賞に至りました。


「奥さんに忖度して、ブランドバッグを買ってさしあげました!」

みたいな使い方が現代風でしょうか。


さらに最近は「忖度力」という、女子力みたいな言葉も生まれています。

そして森友学園がある大阪では、

「大阪発祥!忖度まんじゅう」なるお土産も発売され、売れ行きは好調なようです。 

なかなか使うタイミングがわからない流行語「忖度」を解説する書籍も増加

流行語大賞となった「忖度」について解説する本も話題になっています。

まずは、この言葉をさらに深めて理解したい方におすすめの一冊をご紹介します。


「忖度バカ/鎌田實著 小学館新書 2017年」


本書の中で、著者は「忖度」を日本社会の病理ととらえています。

先回りの服従とでもいうべき忖度はどんどん過剰になり、

日本全体が「忖度疲労」を起こしているという主張です。 

病的な忖度はなぜ生まれたのか。そうならないためにはどうしたらいいのか。

様々な「忖度」のパターンを検証し、それに負けない生き方を提唱しています。


さらにもう一冊、教養として「忖度」という言葉を使いこなしたい方へ。


「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ/山口謠司著 ワニブックス  2016年」


これは2016年の書籍ですが、2017年の忖度ブームから一気に売り上げを伸ばしました。

「忖度」を含む選りすぐられた51語の語源や歴史について、

それぞれ読み応えのある長文の解説が添えられています。

若い世代の言葉は語彙に幅がないため、

社会人となって様々な人と関わる上で困ってしまうということが増えています。

社会人としてのレベルは、まず「語彙力」で測られます。 

本書では、社会人としての評価を上げキャリア形成でつまずかないための

「できる人が押さえている語彙」「知性と教養を感じさせる語彙」を紹介しています。


2017年今さら聞けない「インスタ映え」する6つの特徴を教えます

インスタグラムは、他のSNSとは違い写真と動画が投稿のメインです。

つまり、いかに「映える」写真を投稿するかが勝負どころとなるのです。


では2017年の流行語大賞である「インスタ映え」する写真って、

具体的にどんなものなのでしょうか。

その6つの特徴を挙げていきたいと思います。


特徴1:一目見ただけで目を引かれるようなカラフルで可愛い小物など

パッと目を引くような彩り豊かなものは、やはり目立ちます。

まずは、とにかく多くの色がある写真を撮ってみましょう。


被写体の一例としてご紹介したいのは、香川県の銘菓である「おいり」。


これは餅米から作られるあられです。その味は甘さ控えめのひなあられで素朴そのもの。

しかしその特徴は、なんといっても豊かな色彩です。

桃色・緑・白・空色・紫・オレンジなど、わくわくするようなカラフルさ。 

しかし決してどぎつくはなく、あくまでふんわりとした柔らかな色合いです。


その可愛らしさはまさに、インスタ映え抜群といえるでしょう。 

特徴2:まるで海外のおしゃれな広告のよう?テイクフードで魅せる

では次に、SNSでは常に人気上位となる美味しそうな料理写真をとるコツについてです。


・太陽の光の下で撮影すること

明るく自然な色合いが表現でき、より美味しそうに撮れます。


・近づいて撮ること

立体感が生まれ、迫力のある写真になります。

背景ががぼやけることで、ピントが合っている料理がより引き立つからです。


・上斜め45度から撮る

普段の食事で見ている角度と同じであるため、よりリアリティが感じられます。


・シズル感を出す

臨場感を出すため熱いものは湯気があるうちに、アイスクリームなどは少し溶けたときに。

一番おいしそうに見えるタイミングを見計らって撮りましょう。


特徴3:魔法の世界に迷い込んだ!非日常が味わえる海外の村や町など

見慣れない海外の風景はそれだけでエキゾチック。

童話のさし絵みたいに、想像力をかきたてられる人気の被写体です。


インスタ映えのためだけに海外渡航するのはちょっと…という方は、

以下のような国内にある「海外テーマパーク」を訪ねてはいかがでしょうか。


・和歌山マリーナシティ内にある「ポルトヨーロッパ」

・長崎県の「ハウステンボス」

・山梨県の「ハイジの村」

・三重県の「志摩スペイン村」


これらテーマパークには、異国情緒あふれるフォトジェニックな風景がいっぱいです。


ここまでの3点は、写真のみでアピールする場合には特に重要なポイントでした。 

ではここからの3点は、写真に添えるコメント文のコツも含めて考察していきましょう。

特徴4:意外性と違和感が生んだミスマッチな背景や建造物など

一般的に世間の常識であるイメージに対して、大きく異なっている風景。

人気番組「ナニコレ珍百景」で見られるような状況ですね。


一例として紹介したいのは、山形県にある「スカイタワー41」という建築物。

広大な田んぼのなかにポツンとそびえたつ超高層マンションです。

明らかに周囲から浮いたミスマッチな光景に、誰もが二度見してしまうこと間違いなしです。 


特徴5:「デカ盛り」から「極小商品」まで規格外の食べ物で惹き付ける

標準サイズを大きく超えている、または下回っているもの。

「デカ盛り」グルメはいつも人気のテーマ。

誰が見てもわかりやすいので、コメントを多く得られるというメリットもあります。


また極小品の例としては、以前にtwitter上で有名だった

「ハムスターの銀次」を挙げたいと思います。

銀次の可愛さもさることながら、一緒に写されたミニチュア調度品や料理は

目を見張るような精巧さがありました。 

特徴6:写真だけじゃないコメントから生まれるストーリー性で反響を得る

写真を見ただけでは分からないけど、添えたコメントに重要な意味がある投稿。

特に「世界初」「日本一」などの言葉はインパクト大です。 


例えば高知県の川と言えば四万十川が有名ですが、

日本一の清流と呼ばれる「仁淀川」をご存じでしょうか。

一度見たら忘れられない透き通る透明感の仁淀川独特の青色は、

「仁淀ブルー」という愛称で呼ばれています。


ただ美しい川の写真を載せるよりも、

「日本一の清流」「仁淀ブルー」というキーワードがあった方が

はるかに写真の印象は強くなるでしょう。

人気のインスタグラマーは職業になりつつある?

インスタグラマーとは、インスタグラムのユーザーの中もで特にフォロワー数や閲覧数が多く

世間に強い影響力を持つ人のことを指します。


ちなみにフォロワーとは、その人をフォローしているユーザーのこと。

インスタグラムには特定のアカウントの人をフォローする機能があります。

ある人をフォローしておくと、その人が新しい記事を投稿するたびにお知らせが来て

その内容を確認できるようになるのです。


芸能人や有名人だけでなく、一般人にもインスタグラマーは多くいます。

中には何百万人というフォロワーを持ち、企業の広告塔として活躍する方もいるのです。 


インスタグラマーの主な収入源は、広告収入

つまり商品をPRする対価として、企業からお金をもらっています。

インスタグラマーの1投稿あたりの収入相場は、1フォロワー=1円と言われています。


3万人のフォロワーがいるインスタグラマーが月に10件の企業案件を投稿したら、

月収30万円になるということですね。

事実、現在では月に30万円以上も稼ぐ一般人インスタグラマーも珍しくはないのです。


ところでソニー生命保険が2017年4月に発表した調査では、

男子中学生が将来なりたい職業の第3位に

「YouTuberなどの動画投稿者」がランクインしました。

「インスタグラマー」が子どもたちの憧れの職業となるのも、

そう遠い話ではないのかもしれません。 

流行語大賞でさらに増えるインスタグラマーが備えるべき保険があります

ところでそんな売れっ子インスタグラマーにとって最も怖いのが、

炎上」という現象です。 

2017年流行語大賞にも、この「炎上」という言葉がノミネートされていましたね。

これは、不祥事の発覚や失言とネットユーザーに判断されたことで

非難が殺到して収拾が付かなくなっている状態を指します。


代表的な炎上事件としては

少し前の2013年には

・しまむら店員土下座強要写真

2017年8月には

・コンビニのアイスケースに寝そべる写真

がSNSに投稿され、炎上の事態となりました。


記憶に新しいところでは2017年11月、青山学院大学の準ミスグランプリに輝いた女性が

twitterの裏アカウント(メインとは別の匿名アカウント)を使って他人のふりをし、

「自分を褒める・ライバルを中傷する」という自作自演行為を行った疑惑で

 twitter上が大炎上するという出来事がありました。


彼女は、自分のフォロワーを増やすことに何よりも力を入れていたようです。

軽い気持ちで自分のファンを増やそうとしたことが、

取り返しのつかない事態を招くこともあるのです。


「自分はそんな事はしない」と思われるかもしれません。

しかしSNSの炎上というものは、批判投稿にリンクされた元記事を読まずに 

「タイトルだけ読んで更なる批判コメントを投稿する」

という感情的罵倒の連鎖ともいえる構造であることがほとんどです。

匿名性の高さによる気の大きさから、悪意に悪意が重なり

当初の投稿とは全く違う意図として拡散されてしまうこともあります。


善良なインスタグラマーの皆さんにとっても、炎上は決して他人事ではありません

今後、流行語大賞で注目を浴びたことからインスタのユーザーがさらに増え、

twitterなみに炎上事件が頻発することが予想されます。


そこで、インスタグラマーの強い味方となる!

新時代の保険をご紹介したいと思います。 

最大1000万円の費用補償をしてくれる炎上保険をご存知ですか

2014年「アカデメイア損害保険」から、

「エンジョ・エール」という個人向けの保険が発売されました。

個人運営のホームページ・ブログ・twitterが多数の誹謗中傷を受けたときに

その損害を補償する保険です。


公式ホームページを見たところ、

「炎上の発生から鎮火までの間、炎上給付金として1日あたり5000円をお支払い」

「ホームページなどが閉鎖に追い込まれた場合は、最高100万円の見舞金をお支払い」

ということですが… 


実はこれ、2014年エイプリルフールのネタ商品。

2014年4月1日限定発売と記載されています。


 そりゃ嘘に決まってますよね。

「炎上」なんて主観的な事象が、補償の対象になるわけがありません。

…と思ったら、ありました!

嘘から出た実とでもいうべき、炎上保険というものが。


それは2017年3月に損害保険ジャパン日本興亜(損保ジャパン日本興亜)が発売した

ネット炎上保険」です。


残念ながら個人は加入対象ではなく、企業に限られるとのこと。

SNS等でネガティブな情報が拡散したとき・またはその恐れが生じたときに、

その鎮火にかかる費用を補償する保険です。

補償限度額は1000万円、年間保険料は50~60万円程度となっています。


日本では過去5年間で、ネットの炎上件数が10倍に増加しています。

また有事の際に適切な対応が取れなかったゆえに被害が拡大し、

株価にまで影響する事態も多数発生しています。


ネット炎上が起こると、企業のイメージ低下のみならず

原因の調査・社員の超過勤務・コールセンター設置・メディア対応など、

さまざまな不測の費用が発生してしまうのです。

企業の炎上対応には、一般的に1カ月で300万円程度の費用ががかり

終息には3ヶ月程度を要すると言われています。


この保険の大きな特徴は、事が起こった後に損害を補償するだけではなく

炎上のリスクを最小限にするための対策にも力を入れているということ。


損保ジャパン日本東亜と提携する「株式会社エルテス」は、

「webリスクモニタリングサービス」という独自のシステムで常時ネット上をリサーチし、

会社名やサービス名などについて炎上リスクがある投稿に目を光らせています。

また「SOMPOリスケアマネジメント株式会社」が、

対応や謝罪などの事後対応についてサポートします。

ただし「炎上によって傷ついた企業のブランドイメージ」に対しての補償はありません。


とはいっても、十分に頼もしいサポート内容ですね。

ぜひ個人向け商品も発売してほしいものです。

まとめ

2017年の流行語大賞である「インスタ映え」「忖度」。

奇しくもこれら二つはどちらも、

「周囲の空気を察して、求められるニーズを提供するべき」

という日本人共通の意識をはらんでいます。

これは日本の美徳であり、日本人最大の弱点ともいえるもの。


たかが流行語大賞と笑いとばすのではなく

その裏にある人間心理を読み解くことから、興味深い発見があります。

現代の世相に対して、より見識が深まることは間違いないでしょう。

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