火災保険は通販型と代理店型どっちがいい?通販型と代理店型の比較

火災保険には通販型(ダイレクト型)と代理店型があり、通販型の火災保険は保険料が安くなるなどのメリットがある一方で、担当者によるサポートがないといったデメリットも存在します。代理店型の火災保険には複数の保険会社が比較できるメリットがあります。通販型保険と代理店型保険を徹底比較します。

火災保険は通販型と代理店型どっちがいい?通販型と代理店型の比較

火災保険の保険料をなるべく安くしたくて、通販型火災保険への加入を検討している方も多いですよね。


しかし、通販型だと、保険の担当者ではなく自分で商品を選択するなど、自力でやらなくてはならないことが増えるのではないかと心配してしまうかもしれません。


どのような通販型火災保険を選べば安心なのか、どうすればサポートを受けられるのか知っておきたくはありませんか?


そこで、この記事では「通販型火災保険」について、

  • 通販型火災保険のメリット・デメリット
  • 代理店型火災保険のメリット・デメリット
  • 通販型火災保険で人気の商品5つ

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、通販型火災保険の知識を深めることで「火災保険選びの選択肢」が広がるだけではなく、実際に通販型火災保険を選ぶのに役立つ情報が手に入ります。


是非最後までご覧ください。


通販型(ダイレクト型)火災保険のメリット・デメリットとは

通販型火災保険とは、その名のとおり、オンラインで申し込みから契約までが完結する火災保険のことです。


一方で、従来からよくある「保険の代理店に行って契約するタイプ」は、代理店型と呼ばれます。


火災保険は、保険金を請求する機会がそもそも少ないので、手厚いサポートよりも、通販のような手軽さが好まれる傾向にあり、今後通販型の火災保険の需要が年々増加中です。


そこで、手軽に加入できると人気の通販型火災保険の

  • 火災保険料の安さ
  • 補償内容やサービスの充実具合
  • 見積もりのスピーディーさ
といったメリットに加えて、担当者のサポートを受けづらいというデメリット部分についても以下で詳しく見ていきましょう。

併せて、どのような方が火災保険の加入に適しているのかに関しても参考になさってください。

通販型火災保険のメリット①:火災保険の保険料が安い

通販型火災保険の1番のメリットは、なんといっても付加保険料(保険会社に月々支払う保険料のこと)が安いということです。


通販型の保険料が安い理由は、代理店型と比べて人件費がかかっていないからです。


例えば、ソニー損保の新ネット火災保険では、代理店型と通販型で、以下のように金額が違ってきます。

タイプ合計支払い額(10年一括払い)月払い
代理店型304,851円2,849円
通販型156,175円1,460円


通販型火災保険のメリット②:補償内容やサービスが充実

通常であれば、「値段が安いなら、品質もそれなりなんでしょ」と思ってしまいますよね。


しかし、付加保険料が安いにもかかわらず、通販型の補償内容サービスは、代理店型にも負けないほどしっかり設計されています


たいていの火災保険では、火災のほかに、水害や台風などの被害も補償範囲に含まれていたり、「水回りのトラブル無料相談」など、日常生活に関する特約がついていたりします。


補償範囲や特約の豊富さは、通販型でも代理店型でもほとんど違いはありません。


「安かろう悪かろう」ではないのが、通販型火災保険の魅力ですね。

通販型火災保険のメリット③:見積が代理店型よりも緩い場合が多い

通販型火災保険の見積は、代理店型よりも緩いことが多いです。


見積とは、建物の被害が出てしまったとき、もらえる補償金の額を決めることです。


代理店型の場合は、補償金を請求すると、担当者が、被害に遭った建物を実際に見にきて損害を確認することがあります。


その際、「見積が甘い」と指摘され、もらえる補償金が減ってしまうケースは少なくありません


一方で、通販型では、多少見積もりが甘くても、意外にあっさり受け入れてもらえることが多いです。

通販型火災保険のデメリット:担当者によるサポートがない

付加保険料が安くて、サポート内容も充実している、おトクな通販型火災保険。


しかし、通販型火災保険には、「担当者によるサポートが受けられない」というデメリットがあります。


代理店型であれば、通常、担当者から以下のようなサポートを受けられます。

  • 保険加入時における商品選定アドバイス
  • 更新案内
  • 補償内容の見直し
  • 保険プラン変更の提案
  • 補償内容を変更するときの受付
  • 保険金を請求するときのサポート

しかし、通販型火災保険でも、窓口への電話やメールで相談すれば代理店のようなサポートが受けられることもあるので、1度相談してみるのもアリです。

参考:通販型火災保険が向いている人とは

通販型の火災保険は、

  • 保険料を安く抑えたい
  • 対面での保険手続きが面倒または苦手な人
  • 火災保険について十分な知識がある
  • 火災保険について自分で調べて理解できる方
におすすめの商品です。

通販型火災保険は代理店などの店舗代や人件費がかからないため、安い保険料で充実したプランに加入できる点が魅力です。

また、スタッフの無理な保険の押し付けが苦痛、煩わしいという方にも通販型の火災保険が最適で、人を挟まずに好きな時に自宅からいつでも加入手続きを行えます。

すでに火災保険について確かな知識がある方や、分からないことはネットなどでリサーチして理解できる人であれば、スタッフのアドバイスなしで自分に最適なプランであるか判断が付くため安心して加入できます。

代理店型火災保険のメリット・デメリット

オンラインで簡単に手続きができる商品が通販型の火災保険なのに対して、代理店にてスタッフと対面しながら加入手続きを行う商品を総称して代理店型火災保険と呼びます。


これから万が一に備えて火災保険をと考えた時に、代理店タイプ、または通販型と悩む部分です。


代理店型と通販型では、加入手続き、保険料、事故対応などが異なります。


そこで、代理店型の火災保険へ加入するに当たって

  • 保険会社を比較検討して加入できる
  • 幅広いサポートを受けられる
  • 窓口を一本化可能である
といったメリットに加えて、注意点なども一緒に見ていきましょう。

代理店型火災保険のメリット①複数の保険会社を比較できる

オンライン型の火災保険を扱っている保険会社は限られているため、数少ない商品の中からライフスタイルに最適な商品を選択して、加入しなければいけません。


その点、代理店型の火災保険は昔から国内の保険会社で幅広く販売されているため、同業他社のプランをいろいろ比較検討して、選択できる点が強みです。


保険料を少しでも安く抑えたい、資産価値に十分見合ういい火災保険に加入したいなど、おひとりおひとりの要望に合わせて火災保険を選べます。


また、ご自身で複数の商品を比較検討してとなると骨が折れるものです。


代理店型でしたら、スタッフが直接ヒアリングを行うことで何十種もある保険商品の中から、スピーディーに希望にマッチする火災保険を見付けてくれます。

代理店型火災保険のメリット②多様なサービスが受けられる

実店舗がお住まいの近くにない通販型の火災保険は、加入手続きの流れが分からない、補償内容について不安がある時に、担当者とスムーズな相談を行いづらく心配です。


その点、代理店型は担当者からしっかりとプランの説明を聞いた上で加入手続きを行えますし、なんらかの疑問を抱いた時にスピーディーに担当者に相談できます。


また、万が一火災などのトラブルに遭遇した場合、担当者が不在の通販型ですと面識のない保険会社のスタッフと直にやりとりをしなくてはいけません。


代理店経由で加入をすれば、顔なじみのスタッフに親切に対応してもらえるためいざという時にとても心強いです。

代理店型火災保険のメリット③窓口を一本化できる

火災保険・地震保険・自動車保険と複数の保険に加入しており、加入している保険会社がバラバラですと更新手続きや、保険の請求となった時に面倒です。


代理店はカテゴリーの異なる保険商品を複数扱っているため、1つの代理店で火災保険をはじめ、地震保険、自動車保険まで加入を行え、窓口を一本化できて便利です。


通常同じ担当者が顧客管理をしていて、いざというトラブルの際にも速やかなサポートを受けれますし、保険料の払い込み時期を統一しておけば利便性よく手続きを行えます。

代理店型火災保険デメリット:良い代理店を見つけるのが難しい

複数のメリットがある代理店型火災保険ですが、その一方でいい代理店を見つけづらいという点がネックです。


しつこい勧誘やタイプ的にスタッフが自分に合わないと感じることもあり、頭が痛いものです。


これから代理店型の火災保険への加入を検討している方は、

  • 営業年数が長い
  • スタッフは十分な専門知識を持っているか
  • ネットの口コミを参考にする
上記のポイントを抑えて、ご自身に最適な代理店を探してみましょう。

また、たった1社で判断せずにお住まいや会社の近くに店舗を構える複数の代理店を当たって、雰囲気やサービスを比較検討することも得策です。

注意:代理店型火災保険を利用する際の注意点

代理店を通じて火災保険へ加入する際に気をつけたい注意ポイントは、しつこい営業目的の加入、特に「貯蓄型保険」を勧めてくる場合です。


勧められるままに貯蓄型保険に加入してしまうと、後になって元本割れを起こして大損をすることがあります。


例えば、利率の良さが人気の低解約返戻金型終身保険などを過剰に勧めてくる際は、要注意です。


加入に当たって保険商品のメリットだけではなく、デメリットまで詳しく伝えている代理店を選ぶと、先々まで末長くいいお付き合いを続けられるでしょう。


現在いい代理店に出会えていない方は、この機会にポイントを踏まえて探してみてはいかがでしょうか。

通販型火災保険を扱うおすすめの保険会社一覧

通販型の火災保険への加入を検討中のみなさんに、評判がいい保険をご紹介します!

  • 東京海上日動「トータルアシスト」
  • セコム損保「セコム安心マイホーム保険」
  •  AIG損保「ホームプロテクト総合保険」
  • 日新火災「『住自在』すまいの保険」

もしどの保険に加入するべきかご不安でしたら、一括見積もりサイトを利用してみてはいかがでしょうか?


顧客満足度94%の下記サイトの見積もりは最大26商品から見積もり比較できます。保険アドバイザーに何度でも無料で相談が可能ですので、ぜひご活用ください。

まとめ:通販型火災保険と代理店型の火災保険を比較しよう

通販型火災保険について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 通販型火災保険と代理店型火災保険の違い
  • 通販型火災保険に向いている人
  • 通販型火災保険でおすすめの保険会社5社

です。


通販型火災保険は、自宅にいながら自分に最適な商品に加入でき、勧誘の煩わしさがないと人気です。


その一方で、代理店型の商品と比べて流通数が少ない点がネックですし、十分な知識がないと最適な補償を受けられない可能性があります。


これから火災保険をと考える方は、通販型と代理店型の火災保険を比較した上で検討しましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。  

ランキング

  • 【簡単3分見積もり】火災保険/地震保険の一括見積もりはこちら
  • 火災保険には入るべきか?加入率から見る必要性と未加入リスクを解説
  • 火災保険の加入は必要?火災保険の必要性と必要な特約を解説
  • 火災保険の見積もり・契約(加入)時の必要書類って?
  • 【料率改定】2021年に火災保険が再度値上げ!保険料の節約術とは?
  • 火災保険料の相場は?保険料の仕組みと保険料を抑える方法も解説
  • 賃貸住宅・賃貸アパートの火災保険の選び方とは?手順と注意点を解説
  • 雪害・雪災に火災保険が使える!保険金が支払われる条件とは?
  • 自然災害のために火災保険は必要!補償範囲を確認しよう!
  • 【必読】住宅が土砂崩れ被害にあった!火災保険は適用される?
  • 台風被害は火災保険で補償される? 対象範囲と請求のポイントを解説
  • 火災保険の風災・雪災・雹災補償の適用範囲は?ケースごとに解説!
  • 火山の噴火による家の被害は火災保険・地震保険で補償される?
  • 落雷による被害は火災保険で補償される?補償範囲と請求方法を紹介
  • 液状化・地盤沈下による家の傾きは火災保険・地震保険で補償される?
  • 津波の被害は火災保険で補償されない!地震保険の加入が必要!
  • 【簡単3分見積もり】火災保険/地震保険の一括見積もりはこちら
  •