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車両保険のみ加入することは可能?任意保険の加入が前提条件?

車両保険のみ加入することは可能でしょうか?通常は任意保険とセットで車両保険に加入するのですが、車両保険以外の補償内容に必要性が無い場合は、どうすればいいのでしょうか。この記事では、車両保険を加入拒否される場合や、車両保険の必要性が低い場合についても解説します。

車両保険のみ加入することはできるの?

この記事をご覧の方は、自動車保険または車両保険に関心を持っておられることでしょう。 

強制保険である自賠責保険には、最初から『対人』補償が付いています。

なので、車両の補償をしてくれる『車両保険』も欲しいため、追加で任意保険へ加入すると、それにも対人補償が付いているので、補償内容が被ってしまうことになります。

実は、『車両保険』のみ加入したい、と思っている方は少なくありません。

そこで今回は、その『車両保険』について、 
  1. 車両保険のみの加入は可能なのか? 
  2. 車両保険に加入できない場合があるのはなぜ? 
  3. 車両保険が必要と言えるケースとは? 

これらの点について取り上げていきます。 

この記事を読んでいただければ、『車両保険のみ加入して』できるだけ保険の費用を抑えたいという方も、車両保険の特徴と必要性について理解していただけると思います。 

ぜひ最後までご覧ください。

車両保険のみの加入は原則としてできない

ではまず、最も大切な部分について考えてみましょう。 

いわゆる『車両保険』は、単体で加入することが可能なのでしょうか。 

結論からいいますと、それは『ほぼ不可能』です。 

では、それはなぜなのでしょうか。

車両保険は任意自動車保険の一部であり、車両保険のみ販売はほぼない

まず基本的な点として、自動車保険は大きく分けて2種類に別れています。 

  • 強制保険:自賠責保険のこと。運転手であれば誰でも加入しなければならない。 
  • 任意保険:各保険会社が販売している保険のこと。自賠責保険に不足する補償をプラスすることができる。加入は強制ではない。 

強制保険である自賠責保険では、基本的に人身事故が補償の範囲となりますので、あくまで最低限の補償しかされません。 

そこで補償範囲を、『人』だけではなく『車』にも補償範囲を適用させるために、各保険会社が提供する任意保険に加入することができます。 

任意保険は自賠責保険と異なり、基本の補償内容に補償範囲をプラスする付帯ができます。 

そして、その特約の一つが『車両保険』なのです。 
車両保険は、任意保険への加入が前提となっています。

ですから、特約の一つである車両保険に、単体で加入することはできません

車両保険では補償できない対人賠償のある自動車保険への加入は必須

車両保険の補償対象となるのは、主に以下の点です。  

  • 車・バイクとの接触 
  • 自転車との接触 
  • 単独事故(電柱・ガードレール等との衝突) 
  • 災害(台風や洪水)による損害
    盗難被害
    当て逃げ 
  • 飛来物(石等)による損害 

車両保険はこのような事態が発生した場合に、修理費等を補償してくれます。 

ただし見てわかるとおり車両保険は『車』にかかる部分での補償であり、『』にかかる部分は補償の対象外となります。 

自動車保険は対人補償の方がメインとなりますから、車両保険での補償を受けるためには、任意保険への加入が前提となっているのです。

車両保険への加入を拒否される場合もある

ここまでは、主に車両保険に加入することによって補償される事柄について取り上げてきました。 

しかし実はこの車両保険…いえ、任意保険にすら加入できない、申込み時に保険会社から断られてしまう、という方がおられます。 

どのような理由があって加入を拒否されてしまうのでしょうか。

理由は複数あり、契約者が高齢、事故歴が多い、車種の価格や年式など

まず考えておきたい点として、特約として付帯できる車両保険では、修理代など車にかかる実際の費用を補償するものです。 

ということは、加入期間内に事故が発生するたびに、保険金の支払いが発生することになります。 

では過去にあまりにも事故が多い運転手や、短期間で何回も事故を起こしている運転手が加入するとなると、どうでしょうか。 

それだけ保険会社にとっては保険金支払いのリスクが高くなることになります。 

また保険にはいわゆる『等級』があり、事故が多いほど等級は低くなってしまいます。 

ですから、以下のような場合においては、自動車保険そのものへの加入、または更新が断られる場合もあります。 
  • 発生させた事故数が多い 
  • 過去の加入時に、短期間で複数の事故を起こしている 
  • 運転手の過失が高い(危険な)事故を起こしたことが過去にある 
  • 等級が高い(主に、1~5級) 
  • 高齢である ※事故リスクが高い 
  • 車両の年式が古く、時価が安い ※補償額が極端に低くなる 

本来であれば、『事故に備えて』加入するはずの自動車保険。

しかし普段から安全運転を行っており、事故を起こす可能性が低い人でなければ加入自体を断られてしまう保険も、少なからず存在するのです。

その場合は、別の保険会社で車両保険のみの加入を認めることがある

では絶対に車両保険のみ加入することはできないのでしょうか?

実は、ある保険会社の自動車保険に加入しており、何らかの理由で車両保険に加入できない場合、別の保険会社において車両保険のみの加入が認められる場合があります。 

実際に車両保険のみ、という形で加入できる可能性は低いですが、必要であれば問い合わせてみる価値はあります。

車両保険への加入は状況に合わせて検討しよう

自動車保険に加入してはいるが、車両保険には加入していない、という方は多くいます。 

しかし後から必要性を感じて加入する、という方も少なくありません。 

ここでネックとなるのは、車両保険という特約を付帯することで、保険料はどうしても上がってしまう、という点です。

では自分の場合に車両保険が必要か、不要かを考える上で、いったいどのようなことがポイントになるのでしょうか。

最後に考えてみましょう。

中古車など、10年経つ自動車には車両保険の必要性は高くない

まず1つ目にポイントとなる点は、所有している自動車の年式と、時価です。 

どんなモノにも『お金に換算できる価値』があって、それは基本的に古くなればなるほど薄れていきます。 
それは、車の場合も同じです。 

例えば、購入した新車の時価が300万円だったとします。 



その価値(時価)は、運転手がどれだけ大切に管理していても、自動車を普段使用し、さらに年数を重ねるほど右肩下がりになっていきます。 

購入時には300万円の時価だった新車も、5年後には時価が半分以下になっていることもあり得るのです。 

ですから、基本的に車両保険は新車購入から10年以上経過している車には不要、とされています。

車両保険が補償する保険金額は年々下がっていく

基本的に、車両保険における保険金額は自動車の時価が基準となります。 

もし購入直後に事故を起こしてしまった場合、加入しておくと修理費の多くを補償してもらえることになりますので、車両保険は有用といえます

しかし自動車の時価が下がるに連れて、車両保険の補償額自体も下がっていくことになります。 

ですから、年式の古い中古車を購入した場合は、最初から車両保険への必要性については考えなくても良いかもしれません。

まとめ

ここまで、車両保険のみで加入すること等について取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。 

今回のこの記事のポイントは、 
  1. 基本的には車両保険単体で加入することはできない 
  2. 過去に起こした事故数が多い、高齢である等の理由で車両保険(自動車保険)に加入できないことがある 
  3. 直近で新車を購入した人、時価が高い車両(高級車)を購入した人は車両保険に加入するメリットは大きい(目安は10年) 

以上の点です。 

万が一の時のことを考えると、車両保険に加入することによるメリットは大きいですが、その分保険料の支払いも増えることになります。 

ですから、「今現在」加入することで受けられる補償と、保険料負担リスクのバランスを考えた上で、車両保険に加入するかどうか決めることができるでしょう。 


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