海外旅行のため空港付近に前泊。この期間も海外旅行保険は補償対象?

海外旅行へ行くためには国際線のある空港へ行かなければなりませんが、都市部に住んでいない場合、海外旅行前に国内での前泊が必要となることもあります。しかし、その前泊する間も海外旅行保険は適用となるのでしょうか?海外旅行保険の保険期間について解説しましょう。

海外旅行保険で前泊した日は補償期間にはいるの?

筆者の実家は四国の田舎の方にあるのですが、海外旅行へ行く際には東京や大阪まで行かなければなりませんでした。

以前は飛行機の本数も少なく、国際線のある空港へ向かうにもちょうどいい時間帯のフライトがないため、前泊しなければならないこともありました。


このように、主要の国際空港まで向かうのに時間がかかる方や、フライトタイムが早朝の場合、空港付近に前泊するという方も多いことでしょう。


海外旅行が決まり、いざ海外旅行保険への加入を検討していると、この海外旅行出発前の国内での「前泊」も、海外旅行保険の補償期間に入るのか気になりますよね。


そこで、「前泊」でも海外旅行保険の補償期間に入るのかどうか、海外旅行保険の補償期間について詳しく説明していきましょう!

海外旅行に行く前に前泊した日も海外旅行保険の補償期間内に該当する

そもそも海外旅行保険とは、海外旅行中に病気や怪我をして治療が必要になったときの治療費や、携行品の破損・盗難・紛失による損害などに対する補償が受けられるものです。

海外旅行保険へ加入する際、保険期間を決めなければいけませんが、決め方としては「あなたが海外旅行のために家を出発する日から、海外旅行から帰国し家に到着する日」までが保険期間となります。


前泊とは海外旅行へ行くための旅程ですので、海外旅行保険では「前泊」の期間も保険の補償期間となります。


海外旅行の目的を持って日本の住居を出発してから住居に帰着するまでが保険期間である

海外旅行保険の補償を受けられる期間とは、海外旅行を目的に自宅を出発してから、自宅に戻るまでの期間となります。

先ほど、「前泊」も海外旅行保険の補償期間であるとお伝えしましたが、海外旅行を目的とした前泊でないと補償は適用されません


どういうことかと言いますと、目的の国際空港までの経路とは全く異なる場所に観光などの目的で前泊し、その後空港へ向かった場合です。


このように、海外旅行目的とは異なる経路での事故は保険適用とはなりませんので注意してくださいね。

主要国際空港であれば出発直前に加入することも可能だが事前に加入しておいた方がいい

海外旅行保険への加入ですが、もちろん保険会社の窓口で手続きをすることもできますし、今では自宅にいながらインターネットで簡単に加入することができますよね。

そして、もしも海外旅行当日まで海外旅行保険の加入を忘れていた場合、主要国際空港であれば、空港内でも海外旅行保険に加入することが可能です。


空港にある海外旅行保険の窓口や自動販売機が設置されており、飛行機搭乗直前にも保険に加入することができるのは、とても便利なことですよね!


しかし、これまでお話したように、海外旅行保険の補償期間は自宅を出発してから帰宅するまでの間となります。


なので空港で海外旅行保険に加入できると言っても、自宅から空港へ向かう間、そして前泊の期間にも事故やトラブルに遭う可能性がありますので、せっかく海外旅行保険へ加入するのであれば、より補償期間が長く確保できるよう、事前に海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。




補償の対象となる人が出発地にいる必要があるので日本にいるときに海外旅行保険に加入すること

海外旅行保険の加入について注意しておかなければいけないことの一つに、『海外旅行保険は日本国内からのみ加入することができる』ということです。


海外旅行前にバタバタしてしまい、海外旅行保険に加入することをすっかり忘れてしまっていた!ということがあるかもしれません。


しかし、すでに出国してしまったのであれば、もう日本の保険会社の海外旅行保険には加入することはできません。


日本の保険会社が販売する海外旅行保険では、保険の補償対象となる人が海外旅行への出発地である日本にいることが加入条件としています。


そのため、海外旅行中に旅行日数を急きょ変更し、保険期間を延長したいということになっても、保険の補償対象となる人がすでに海外にいるので保険期間の変更はできません。

海外旅行中に発病した病気は帰国から72時間以内に医師にかかれば、その治療費も海外旅行保険の補償になる

海外旅行保険の補償支払い対象には、保険の補償期間だけでなく、補償期間終了後72時間以内に発病した病気で、期間終了後72時間以内に医師の治療を開始した場合、その費用を補償するとしています。

ただし、海外旅行保険の補償期間終了後に発病した病気が、補償期間内にすでに発病していた病気に限られますので、海外旅行からの帰国後に保険の補償期間が終了し、海外と日本との気温の変化などで体調を崩した、などは補償対象外となります。

参考:海外旅行保険の日数の数え方

海外旅行保険の保険料は、保険の補償期間によって異なりますので、海外旅行保険に加入する日数の数え方はきちんと覚えておきたいですね。

海外旅行保険での日数の数え方は、『日本時間の何年何月何日に自宅を出発して、日本時間の何年何月何日に自宅に帰宅する』かで数えることができます。


海外旅行先の時差や渡航先の到着時間などは何も気にしなくて大丈夫です。


自宅を出発し前泊する場合も、保険の補償期間に前泊日を含めることができます。


自宅を出発する日、が海外旅行保険の補償開始と覚えておきましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか。


海外旅行へ行く際には、前泊をするという方も多くいらっしゃいますので、前泊する期間も海外旅行保険の補償期間となるのは万一の備えとして安心ですね。

旅行とは、家を出発してから帰宅するまでが旅行期間です。


海外旅行が決まったら、前泊も含め、この旅行期間の事故やトラブルに対して補償が受けられる海外旅行保険にぜひ加入しておきましょう。

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