収入保障保険に加入するには改めて健康診断を受けないといけないのか

収入保障保険は家族の為の保険と呼ばれ、万が一の場合に保険金の支払い方法に特徴があります。さらに保険料も抑えられ加入しやすい保険です。そんな収入保障保険の加入時に改めて健康診断を受けないといけないかを調べてみました。収入保障保険と健康診断との関係を見ていきます。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

収入保障保険に加入するには健康診断を受ける必要があるのか

収入保障保険とは、被保険者が死亡もしくは万が一(保険会社が定める高度障害)の場合に保障が受けられます。

大きな特徴が保険金の受け取り方が一括ではなく、月々分割で保険金を受け取ります。


合理的な保険金の受け取り方法や、年を重ねるごとに保険金受取総額が減っていくため、保険料も安く抑えられているところなどを理由として人気のある定期保険です。


定期保険なので、保険会社が定める健康体でなければなりませんが、健康診断を受ける必要があるのでしょうか。

加入の条件は他にもあるので健康診断を必ず受ける必要があるわけではない

収入保障保険に加入する際に、健康診断を受ける必要はありません。


保険に加入する際に、必ず必要になる告知書は必ず必要になりますが、収入保障保険に加入する際は告知書に合わせて以下の二つのどちらかが必要となる場合があります。

  1. 直近の健康診断の結果
  2. 嘱託医による検査

2つのそれぞれを詳しく見ていきましょう。

収入保障保険に加入するのに必要なのは、嘱託医による診査・告知書+直近の健康診断結果のどちらか

まず、告知書・直近の健康診断の結果で収入保障保険に加入するケースは、インターネットでの加入方法であるケースが多く、窓口でもこの方法が活用されるケースがありますが、保障額が少額の場合のみです。

しかし、いつの健康診断の結果でも良い訳ではなく、直近とされています。

長くとも、1年以内の健康診断の結果が望ましいでしょう。


告知書で申告する形ですが、健康診断の結果を添付しますので嘘は発覚しますのでご注意ください。

嘱託医による診査は加入者が用意するものは無い

嘱託医による検査の場合、用意するものはないのですが、前日の心構えが必要です。


例えば、前日の暴飲暴食を控えたり、当日のコーヒーなどの刺激物を控えたり、食事の制限があったりもします。


前日や当日の検査の前に、つまらないことで収入保障保険に加入することができなくなっては、いけませんので、用意するものはないが、心構えをしましょう。


収入保障保険の補償額が大きい場合は必ず嘱託医による診査になる

収入保障保険だけにかかわらず、生命保険でも保障額が大きくなると、嘱託医の検査が必要になります。

収入保障保険の場合、保険会社で違いますが、1,000万円もしくは1,500万円を超えてくると嘱託医の検査が必要となってきます。


嘱託医の診断と聞いて、難しい事を想像するかもしれませんが、至って簡単です。


本来、自分で書かなければならない告知書ですが、一つ一つの質問に悩まなければなりませんが、嘱託医の場合、告知書は医師が質問してくれて、それに答えれば医師が記入してくれます。


また、健康診断の結果を準備する必要もありません。


前日から体調を整えて臨めば、難しくなく逆に簡単でしょう。

健康診断の結果や嘱託医による診査結果次第では、収入保障保険の告知審査に落ちることも

健康診断の結果や嘱託医の検査により健康状態に問題があると審査されれば、保険会社より加入を断られる可能性があります。

そういった場合は、以下の方法を検討してみてはいかがでしょうか。

告知に引っかかった場合は、告知審査のゆるい引受基準緩和型の保険も検討しよう

引受基準緩和型は、現在よく耳にする「持病があっても入りやすい保険」であり、告知の項目が少ないため、比較的、加入しやすくなっています。

通常の告知書よりも質問事項が2~3割程度でありますが、少ない質問事項に引っかかってしまうと、加入できません。


しかし、保険に加入しやすい分デメリットもあります。

まず、保険会社もリスクを抱える分、保険料が高くなってしまう傾向にあり、一般の保険料よりも1.5~2倍ほどの保険料になります。


また、契約から1年が過ぎるまで保障額が半額になるなどの制約があります。


検討するにあたっては、保険料と保障のバランスが重要となりますので、注意して検討しましょう。

嘘をつくと、告知義務違反となるので、注意が必要

告知書で嘘をつくと、告知義務違反となります。


嘘による告知義務違反の場合、契約解除となる可能性が高く、保険金や給付金の支払いがない上に、これまで支払った保険料も戻ってきませんが、解約返戻金の一部が戻ってくる場合もあります。


また、故意でしかも悪質と判断されると、保険の取り消しに処分となり、一切の給付金・保険金また、解約返戻金のすべてが戻ってこないうえに詐欺とみなされ処罰の対象となる可能性もあります。


告知書で嘘をつくことは絶対やめましょう。

収入保障保険の加入は、家族のための大事な保険になるので必ず保険のプロに無料相談するのがおすすめ



収入保障保険は家族の為の保険と呼ばれています。

被保険者に万が一のことがあった場合、月々お給料のように保険金が支払われます。


さらに保険料も抑えることができますので、若い夫婦や、収入面で保険料が厳しい家庭でも保険を検討することができます。


そんなときに頼りになるのが保険の無料相談所です。

多くの保険から、最適な保険を選んでもらえます。


収入保障保険は告知書だけではなく、健康診断の結果や、嘱託医の診察が必要となりますが、その他では、契約者の強い味方になるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?


収入保障保険は加入時に医師による健康診断は必要としませんが、健康診断の結果の提出、もしくは嘱託医の検査が必要になることがわかりました。


医療保険やがん保険は健康診断の結果や嘱託医の検査が必要なく、告知書だけで加入できますが、収入保障保険はそういう訳にはいかないようです。


しかし、収入保障保険は家族の為の保険です。

多少、面倒でも、家族の為に健康診断の結果を準備するか、嘱託医の検査を受けて収入保障保険に加入できるよう努力しましょう。

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