母子家庭にとって、保険料を抑えるなら収入保障保険がおすすめ!

母子家庭には、子どものためにも保障が大きい保険が必要ですが、保険料の負担はなかなか厳しいものですね。保障を確保しながら保険料を抑えたいという方には、収入保障保険がおすすめです。ここでは、収入保障保険が母子家庭におすすめの理由をポイントを押さえて解説します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

母子家庭(シングルマザー)に収入保障保険がおすすめな理由を解説!

平成23年度に厚生労働省が発表した「全国母子家庭世帯等調査結果報告」によると、母子家庭の平均年収は291万円となっています。決して多いとは言えない収入ですね。

このように母子家庭では収入が少ない家庭が多くなっていますが、子どものためには保険への加入は重要となります。しかし、保険料の負担も生活に響いてきますので、加入する保険はしっかりと見極める必要がありますね。


そんな母子家庭におすすめな保険として、「収入保障保険」があります。


では、収入保障保険とはどのような保険なのでしょうか?まずは、収入保障保険についてみていきましょう。



収入保障保険は死亡保険金が毎年減っていく掛け捨て定期保険

収入保障保険とは、万一死亡または高度障害状態となった場合に、契約した期間内は保険金が毎月支払われるタイプの保険です。

保険金額については、保障が直角三角形のようになっており、だんだんと保障が減っていくという形になっています。必要保障額は子どもが成長するにつれて減っていきますので、収入保障保険はその形に見合っていると言えます。


また、収入保障保険は掛け捨ての保険ですし、受け取る保険金も年々減っていくことから、一般的な定期保険よりも保険料が抑えられます。


保険料の負担をできるだけ抑えたい、でも必要な保障は確保したいという母子家庭には、ニーズに合った保険と言えるでしょう。


母子家庭には、「母親に万が一があったときに子供のための大きな保障」と「保険料の安いこと」が重要

母子家庭では、母親1人が働いて収入を得ている状況ですので、母親に万一のことがあった場合には、子どもはもしかすると進学などを諦めざる得ない状況になることも考えられます。

そのため、母子家庭で収入が少ないとはいえ、保険の加入はとても重要となります。しかし多くの母子家庭は収入が少ないといった現状がありますので、保険料はできるだけ抑えてたいと考えるでしょう。


収入保障保険は、子どものために必要な保障を確保しながら、保険料が抑えられるところに魅力があります。では、収入保障保険のポイントを見ていきましょう。


収入保障保険は定期保険よりも割安で、大きな死亡保障をつけられる

収入保障保険は、万一の時に保障される保険金が、だんだんと減っていく保険です。また掛け捨ての保険となっていますので、保険料は一般的な定期保険よりも割安となっています。

そのため、必要な死亡保障を確保しながら保険料を抑えることができるのです。


たとえば、30歳で30年の収入保障保険と、30歳で10年ごとの定期保険で比較してみましょう。

定期保険保障額
定期保険保険料収入保障保険保障額収入保障保険保険料
30歳10年保障
3,000万円
3,870円10万円×12カ月×30年
3,600万円
1,930円
40歳10年保障
2,000万円
3,940円10万円×12カ月×20年
2,400万円
1,930円
50歳10年保障
1,000万円
3,490円10万円×12カ月×10年
1,200万円
1,930円
合計保険料-1,356,000円-694,800円

あくまでも一例の概算ではありますが、比較すると保険料に大きな差があることが分かりますね。このように、収入保障保険の保険料はかなり割安となりますので、母子家庭でも保険料の負担が軽い点がおすすめなのです。

収入保障保険は子供が大きくなるにつれて死亡保障が減るため、必要額だけ保障できる

収入保障保険は、死亡保障が年々減っていくのですが、子どもが成長するごとに教育費などの必要な保障額も減っていきます。

そのため、その時に必要な保障額を準備することが可能となります。

通常は毎月受け取りなので、子供が無駄遣いする心配がない

母子家庭では、母親に万一のことがあった場合、子どもだけの生活となる可能性もありますね。一度に高額な保険金を受け取ってしまうと、お金の使い方を間違えてしまうことにもなりかねません。

しかし、収入保障保険は毎月一定額を受け取ることができるため、毎月の生活費に充てることができ、無駄遣いを防止することもできます。


すでに子供が中学生くらいの母子家庭なら、定期保険のほうがおすすめかも

収入保障保険と定期保険と比べると、子どもがまだ小さい母子家庭であれば、収入保障保険の方が保険料が割安となりますが、子どもが中学生ぐらいの母子家庭の場合にはどうでしょうか?

5年や10年の範囲の保障なら、定期保険のほうが割安なケースもある

保険会社にもよりますが、5年や10年の範囲の保障であれば、収入保障保険よりも定期保険の方が割安となる可能性があります。


子どもにお金のかかる時期ですので、母子家庭では特に保険料は割安のものを選択したいですね。


加入時には、収入保障保険と定期保険のどちらが今の状況に合っているのかを、しっかりと比較して検討するのが良いでしょう。

まとめ

母子家庭では、収入が少ないことが多いのですが、母親に万一のことがあった場合の保障はしっかりと確保する必要があります。そこで、おすすめは収入保障保険です。

保険料も安く、必要な保障を確保することが可能です。しかし、子どもが大きな家庭の場合には、定期保険の方が割安となることもあります。


保険の加入時には、専門家に相談をし、どちらでどのような保障を準備するのかを確認するのが良いでしょう。安易に保険料だけで加入する保険を決めてしまわないよう、注意することも大切ですね。


生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。

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