医療保険は全労済(こくみん共済)の終身医療保障がおすすめ!口コミ・評判も解説

医療保険は定期型と終身型がありますが、全労済(こくみん共済)の終身医療保障タイプは終身医療保険です。入院と手術などに特化した商品で、手頃な掛金で加入できます。今回、全労済の終身医療保障タイプの保障内容はもちろん、口コミや評判、おすすめポイントも解説します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

医療保険は全労済の終身医療保障タイプがおすすめ!口コミ・評判も紹介


「医療保険に加入したい」「医療保険の見直しをしたい」と言う方の中には、全労済の「終身医療保障タイプ」を検討しているという方もいるでしょう。


全労済さまざまな保険商品の一つである終身医療保障タイプとは、健康な方であれば加入時の年齢によって手頃な保険料で加入することができ、一生涯保障を受けることができる医療保険です。


「医療保険に手頃な価格で加入したいけれど、最低限の保障もきちんと受けたい」という方にはおすすめの保険と言えます。


しかし、終身医療保障タイプとは具体的にどのような保障内容があるのか、本当にお手頃な保険料で加入できるのか、全労災の他におすすめの保険があるのか気になりますよね。


そこで、この記事では『全労済の終身医療保障タイプはどのような医療保険か』について、

  • 終身医療保障タイプの保障内容
  • 終身医療保障タイプのおすすめポイント(3つ)
  • 終身医療保障タイプで実際に支払う掛け金
  • 終身医療保障タイプに入っている方々の評判
  • 終身医療保障タイプの加入に向いている人
  • 終身医療保障タイプを選ぶ場合に注意する点
  • 持病がある方の終身医療保障タイプの入り方
以上を中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、「医療保険への加入を検討中」「医療保険の見直しをしたい」という方に、全労済の医療保険「終身医療保障タイプ」について内容を知っていただけると思います。

全労済の「終身医療保障タイプ」の保障内容とおすすめポイント

人はいつ病気なるか、ケガをするかなんて分からないですよね。


病気やケガをしたときにかかる医療費の負担を抑えられるように、医療保険に入っておきたいと考える方は多いでしょう。


全労済の終身医療保障タイプに加入できる人の年齢は、健康な満15~満80歳の方になります。


そのため、すでに別の終身医療保険に入っている方でも、今から全労済の終身医療保障タイプに入り直すことは十分可能です。


どのような保障があるのかや毎月の保険料などをしっかり確認して、加入を検討することが大切です。

おすすめポイントは3つ

全労済の終身医療保障タイプは、おすすめポイントが3つあります。

  • 加入すると、生きている間はずっと医療保障が受けられる
  • シンプルな保障内容のため、分かりやすく掛け金もお手頃価格になる
  • 不慮の事故によって決められた障害の状態になると、それ以降の掛け金は払わなくても保障が受けられる

病気やケガはいつなるか分からないため、無保険状態をなくして一生涯保障を受けられる状態にしておくことは重要です。


また、保険会社によって終身医療保険の保障内容はさまざまです。既に加入している方の中にも「加入している保険の保障内容が複雑で、自分がどんな保障を受けられるのか説明できない」という方もいるかもしれません。


色々な保障をつければつけるほど保険料は高くなるので、シンプルに必要な保障だけをつけ家計の負担にならない保険料に抑えておきましょう。

保障は入院・手術・放射線治療の3つとシンプル

全労済の終身医療保障タイプの保障は入院手術放射線治療の3つとシンプルな商品となっています。


こくみん共済(全労災)公式HPを参考に保障内容と保険料を下の表にまとめました。

保障内容保険料
入院した場合
1回の入院で最高60日分
(日帰り入院も保障) 
交通事故・不慮の事故・病気など
日額5,000円
(通算1,000日まで)
手術を受けた場合
(診療報酬点数、1,400点以上の手術など)
 5万円
 放射線治療を受けた場合 
(診療報酬点数が算定された放射線治療など)
 5万円
(60日に1回を限度とする)
先進医療を受けた場合
(10年で更新)
入院・外来問わず、共済金額を限度に技術料実
最高1,000万円
(通算1,000万円)

先進医療特約については任意ですが月払掛金100円で加入できますので付帯するのがおすすめです。


また、先進医療特約は自動更新をすれば一生涯の保障とすることができます。


1回の入院について受けられる保障期間は最高60日までですが、入院が長期化するような病気は限られています。60日あれば多くの病気に対する入院に備えられるでしょう。


終身医療保障タイプには「がん保障プラス」「個人賠償プラス」を組み合わせることも可能です。

全労済の「終身医療保障タイプ」の掛け金をシミュレーション

全労済の「終身医療保障タイプ」は掛け金がお手頃だと言われていますが、実際に加入すれば毎月どのくらいの掛け金になるのか知りたい方も多いでしょう。


契約可能な15歳から保険に入った場合、男性は1,410円、女性は1,430円の掛け金になります。(先進医療特約なしの場合)


45歳の場合は、男性3,030円、女性2,740円の掛け金で加入でき、60歳の場合でも男性は4,880円、女性は4,270円で加入可能です。

30歳女性「終身医療保障タイプ」※先進医療特約ありの場合

ここからは年齢や性別、商品に当てはめて具体的な毎月の掛金を見ていきましょう。

  • 30歳女性「終身医療保障タイプ」、先進医療特約ありの場合

契約発行日時点の満年齢が30歳女性の場合は、毎月2,050円の掛け金になります。


先進医療特約を付帯すると、先進医療特約を付帯しない場合よりも毎月の掛け金がプラス100円になります。


毎月プラス100円で先進医療特約をつけられると思うと、全労済の終身医療保障タイプはお手頃価格で十分な医療を受けられることが分かります。


先進医療は一般的な治療に比べると医療費が高額になる可能性が高いです。


今は健康でもいつ病気になるかは分からないので、万が一に備えてつけておくと安心かもしれませんね。

40歳男性「終身医療保障タイプ」+「がん保障プラス」の場合

  • 40歳男性が「終身医療保障タイプ」と「がん保障プラス」に加入する場合

終身医療保障タイプ+がん保障プラス保障内容
毎月の掛け金4,000円
入院保障日額5,000円
がん(悪性新生物)と生後初めて診断された場合、1回限り100万円

40歳男性が「終身医療保障タイプ」に「がん保障プラス」を付帯して加入しても、毎月の掛け金は4,000円とお手頃価格です。


三大疾病の一つでもあるがん(悪性新生物)は日本人にとって身近な病気でもあるため、がんへの備えも必要でしょう。


また、先進医療特約をつけた場合はプラス100円なので、毎月の掛け金は4,100円になります。


先進医療特約をつけると、先進医療を受けた場合に最高1,000万円の保障を受けることが可能です。

全労済の終身医療保障タイプの口コミ・評判を紹介

ここでは、全労済の終身医療保障タイプの口コミ・評判を2つ紹介します。


実際に加入されている方からの口コミ・評判なので、加入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。



30代男性

安心できる保証でした

掛け金の割に保障内容もしっかりしています特約などの保障も多くあり、自分の生活環境と相談しながら選びやすいと思います今までに3回お世話になりました今では入院期間も短縮される時代ですが短期間入院にも手厚く保証されています何よりも退院後の手続き後1週間ほどで保険のお金を支払って頂けたのには本当に助かりました。(引用:みん評)

30代女性

子どもに多いケガのことを考えて全労済に加入

子どもがドアに指をはさんで骨折した時も、ギプス固定をした為、治療費が高くて家計が圧迫したのですが、全労済のお見舞い金が出ることで安心して治療に専念できました。電話で問い合わせした際も感じがよかったのも、全労済を決めた理由です。非常に助かりました。(引用:みん評)

全労済の終身医療保障タイプの加入がおすすめな人とおすすめできない人

これまで解説してきたように、全労災の終身医療保障タイプは掛金の負担が少ないということが大きな特徴です。


受け取れる保険料が少なくても入院や手術、放射線治療についての保障が受けられるのは大きな安心といえます。 では誰もが加入したほうがよいのではないか?と思われるかもしれません。


しかし、どの保険にもあるようにデメリットもあるため、誰にでも加入するのがおすすめとはいえないのです。


加入を検討する際はデメリットも理解した上で選ぶことが大切です。
このあと、おすすめな人とおすすめできない人に分けてご紹介します。

全労済(こくみん共済)の終身医療保障タイプの加入がおすすめな人

全労済(こくみん共済)の終身医療保障タイプの加入がおすすめな人を解説します。
  • 掛け金が安い医療保険を探している人
  • 保障を一生涯受けたい人
  • 保障内容をわかりやすくしたい人
保障内容については、上記でご説明した3つの内容です。

民間の保険は個人の状態に合った希望応えられる豊富な内容ではありますが、理解できずに加入しているケースも少なくありません。

保険は万が一のためのものですので、保障内容や適用条件をしっかりと理解したうえで選びたいですね。

先進医療特約をつけても、通常の掛金にプラス100円で加入できるため、最低限の保障を受けつつ掛金を抑えたいという人におすすめです。

また、持病のある人でも加入できる終身医療保障引受基準緩和タイプもあります。

全労済(こくみん共済)の終身医療保障タイプの加入をおすすめできない人

全労済(こくみん共済)の終身医療保障タイプの加入がおすすめできない人を解説します。

  • 充実した保障内容からカスタマイズして医療保険に加入したい人
  • 入院や手術をしたことがなく健康状態である
  • いろいろな病気に対して保障を手厚くしたい人
  • 保障と同時に貯蓄もしていきたい人 
シンプルで分かりやすいことがメリットではありましたが、自分の細かい希望が盛り込まれたものにしたい人にとってはデメリットです。

また、掛金が少ない分、受けと取った保険料で十分カバーできるとはいえません。

以下のような人は、民間の保険を選んだほうが条件のよい商品がある可能性があります。
  • 手厚い保障とカスタマイズのしやすさを優先したい人
  • 健康状態に問題のない人
上記のポイントを参考によく比較してみることをおすすめします。

健康な人が加入するのがデメリットと言うことはないですが、選べる商品が多いので色々調べてから決めましょう。

終身医療保障タイプに加入する際の注意点

手頃な掛金で一生涯の安心を得られる終身医療保障タイプに関心を持たれた人も多いでしょう。


しかし、保障を受けるためにはルールがあるので、必ずしも安心できるとは限りません。


例えば、入退院を繰り返したたとき、すべての日数分について保障を受けられないことがあります。また、1回の入院で何日まで保障を受けられるかも決まっています。


また、他の保険商品と併用して加入できないものもあります。加入を決める際は、そういったことにも注意して決めることが大切です。


このあと、終身医療保障タイプに加入する際の注意点をご紹介します。

入院は通算1000日までしか保証されない

終身医療保障タイプは、日帰り入院を含む入院1日目から日額5,000円の保証を受けられれるとご説明しましたが、その保障は通算1,000日までとなっています。


また、1回の入院で受けられる保障は最高60日分です。 


例えば、1回の入院が1ヶ月程度の入退院を繰り返しているうちに入院期間が1,015日になった場合は、15日分については共済金を受けることができません。 


そのほか、連続して半年間入院したケースでは通算1,000日以内でも1回の入院で60日を超えているので、保障を受けられるのは60日分になります。 

180日以内に再入院した場合は1回の入院とみなされる

一度退院しても、180日以内に同じ病気が原因で再入院した場合は1回の入院とみなされます。


また、違う病名で180日以内にもう一度入院することになり、初めの病気に原因があると認められた場合も1回の入院とみなされます。 


一方、退院してから同じ病気で入院することになっても180日を超えていれば、新たな病気についての入院と判断されます。


例えば、一度32日間入院し、退院してから1年後に同じ病気で40日間入院した場合、72日分の保障を受けることができます。


ただし、終身医療保障タイプに加入してから1年以内に病気やケガなどで入院した場合、共済金の受取額は半額となります。 

終身医療5000にすでに加入している方は、加入できない

長期入院や手術の際の受け取り保険料を多くするために、終身医療5000へすでに加入していたり、これから加入しようかと検討している方もいますよね。


しかし、終身医療5000にすでに加入していると、終身医療保障タイプには加入できないので知っておいてください。


それぞれの特徴をよく比べて自分の希望に合った医療保険を選びましょう。 


終身医療保障タイプと終身医療5000のポイントを以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。

終身医療保障タイプ
終身医療5000
1回の入院で最高60日まで入院日額5,000円
(日帰り入院を含む)
通算1,000日まで

1回の入院で最高180日まで入院日額5,000円
(日帰り入院を含む)
通算1,000日まで
手術1回につき50,000円
放射線治療1回につき50,000円

手術1回につき50,000円
(日帰り手術も保障)
加入可能年齢:満15歳~満80歳
加入可能年齢:満15歳~満64歳

参考①:持病が心配な方は、引受基準緩和型タイプがおすすめ

全労災(こくみん共済)には、持病を持っている人でも加入可能な「終身医療保障引受基準緩和タイプ」があります。


加入できる年齢は、終身医療保障タイプと同じように満15歳~満80歳です。


以下3つの項目についてすべてNOなら加入することができますので確認してみましょう。

  • 現在入院中であるか、医師から入院や手術をすすめられている
  • 過去2年以内に病気やケガで手術や連続7日以上の入院をしたことがある(正常分娩による入院を除く)
  • 過去5年以内にがん、または肝硬変の診断や治療のための投薬・入院・手術を受けたことがある

不慮の事故で「ご契約のしおり」に記載された所定の障がいの状態になった場合、それ以後の掛金は必要ありません。


民間の終身保険でも「引受基準緩和型医療保険」というものがありますが、全労災(こくみん共済)の終身医療保障引受基準緩和タイプに比べて健康状態の審査が厳しいです。


掛金が少し高くなっても、加入することで大きな安心を得られます。

  • 保障内容と保険料
保障内容保険料
先進医療を受けたとき(任意特約)最高1,000万円
入院したとき 交通事故・ 不慮の事故・
病気等
日額5,000 円
手術を受けたとき5 万円
放射線治療を受けたとき5 万円

参考②:総合医療共済もリニューアルされておすすめ

ライフスタイルに合わせて、さまざまな病気やケガのリスクに備えられる総合医療共済の終身医療プランもおすすめです。
  • 総合タイプ
  • ベーシックタイプ
  • 三大疾病タイプ
  • 女性疾病タイプ
以上4つのプランがあります。どのプランも一生涯保障なので安心してください。 それぞれのプランについての詳しい保障内容を見ていきましょう。
  • 総合タイプ・ベーシックタイプ
保障内容総合タイプベーシックタイプ
入院したとき
(日帰り入院を含む、通算1,000日)
日額3,000円〜10,000円まで1,000円単位で選択可能
(1回の入院で最高180日まで)
日額3,000円〜10,000円まで1,000円単位で選択可能
(1回の入院で最高60日or180日まで)
通院したとき
(通算750日)
日額 1,500 円
(入院前:最高30日、退院後:最高60日)
手術を受けたとき
(診療報酬点数1,400点以上)
外来:50,000円
入院中:100,000円
50,000円
放射線治療を受けたとき50,000円50,000円
  • 三大疾病タイプ・女性疾病タイプ
保障内容三大疾病タイプ女性疾病タイプ
入院したとき(日帰り入院を含む)急性心筋梗塞・ 脳卒中・がん
日額5,000 円
(1入院・通算とも無制限)
女性特有の病気:日額 5,000 円
(1回の入院で最高180日、通算1,000日)
がん:日額 10,000 円
(1入院・通算とも無制限)
手術を受けたとき
(診療報酬点数1,400点以上)
急性心筋梗塞・ 脳卒中・がん
10万円
がん
20万円
放射線治療を受けたとき急性心筋梗塞・ 脳卒中・がん

5万円
がん
10万円
急性心筋梗塞・脳卒中
と診断されたとき
50万円
(2年に1回を限度に無制限)
がん(悪性新生物)・がん(上皮内新生物)
と診断されたとき
50万円
(2年に1回を限度に無制限)
100万円
(2年に1回を限度に無制限)
退院したとき急性心筋梗塞・ 脳卒中・がん
5万円
女性特有の病気・がん
5万円
在宅療養したときがん(悪性新生物)
最高90万円
がん(悪性新生物)
最高90万円
それぞれのプランは、加入可能年齢満15歳~満80歳です。また任意で、最高1,000万円の保障を受けられる先進医療特約を付帯することができます。

まとめ:終身型医療保険なら全労済(国民共済)の終身医療保障タイプ

全労済の医療保険「終身医療保障タイプ」の保険内容について詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 終身医療保障タイプの保障内容は、入院手術放射線治療にしぼられているためわかりやすい
  • 終身医療保障タイプには、先進医療特約をプラス100円で付帯することができる
  • 終身医療保障タイプの月々の掛金は、20代の方で約1,800円、50代の方でも3,500円前後と安く設定されている
  • 終身医療保障引受基準緩和タイプなら持病のある方でも加入を検討できる
  • 終身医療保障タイプの保障内容に不安がある場合には、総合医療共済の終身医療プランでほかの保険商品と組み合わせるの方法もある
でした。

終身医療保障タイプは少ない掛金でありながら、入院、手術、放射線治療と、死ぬまでに多くの人が経験する可能性の高いリスクに備えられる保険です。

保障内容の充実した民間の保険では掛金の負担が大きくて困るという方は、終身医療保障タイプを選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。

ほけんROOMでは、ほかにも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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